
結論から言うと、クボタは全くやばくありません!
株式会社クボタは、1890年に鋳物メーカーとして創業し、130年以上の歴史を持つグローバル企業です。
就活市場においても大きな人気を博すクボタへの就職を望む学生も少なくないでしょう。
この記事では、クボタへの就職は勝ち組かどうかについてご紹介するだけでなく、就職難易度や採用大学、仕事がきついのかや年収が低いのか、ブラック企業判定についても解説します!
クボタのよくある質問についても記事の最後で言及していますので、最後までお読みください!
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クボタってどんな会社?強みは?

株式会社クボタは、1890年に鋳物メーカーとして創業し、130年以上の歴史を持つグローバル企業です。
本社は大阪市浪速区にあります。
「For Earth, For Life」をブランドステートメントに掲げ、人類の生存に不可欠な「食料・水・環境」の分野で、世界が抱える課題解決に貢献することを使命としています。
主な事業は、トラクタやコンバインなどの農業機械、ミニバックホーなどの建設機械、そして産業用エンジンなどを製造・販売する「機械事業」と、水道用の鉄管やバルブ、水処理施設などを手がける「水・環境事業」です。
特に農業機械(国内シェアNo.1)や小型建設機械(世界シェアNo.1)は、高い技術力と品質で世界的に評価されており、食料生産や社会インフラ整備に不可欠な存在となっています。
全世界で52,000人を超える従業員(2024年12月末時点・連結)が活躍し、120以上の国と地域で事業を展開。
それぞれの地域のニーズに合わせた製品・技術・サービスを提供し、持続可能な社会の実現を目指しているのがクボタの大きな特徴であり強みです。
会社名 | 株式会社クボタ |
本社所在地 | 大阪市浪速区敷津東一丁目2番47号 |
社長 | 北尾 裕一 |
設立日 | 1930年12月22日 |
資本金 | 841億円(2024年12月31日現在) |
時価総額 | 1兆8,414億3,500万円(2025年4月現在) |
従業員数 | 単体:15,472人(2024年12月31日現在) 連結:52,094人(2024年12月31日現在) |
平均年収 | 824万7,922円(2024年度) |
新卒採用人数 | 328人(2023年度) |
クボタはやばい?
「クボタはやばい」という検索候補や噂を目にすると、不安に感じる就活生もいるかもしれません。
具体的にどのような点が懸念されているのでしょうか?
よく挙げられるのは、主に以下の3つの点です。
- 年収は低い?:給与・待遇面への不安
- 配属ガチャはある?:入社後のキャリア形成に関する懸念
- 期間工の仕事はきつい?:特定の雇用形態における労働環境への疑問
これらのネガティブに見える情報について、実際のデータや制度、口コミなどを基に、次の項目から一つずつ詳しく検証していきましょう。
クボタの年収は低い?
「クボタの年収は低い」という噂を耳にすることがあるかもしれませんが、実際のデータを見ると、これは事実とは異なると言えそうです。
有価証券報告書(2024年度)によると、クボタの平均年収は824万7,922円となっています。
これは、国税庁の「令和5年分 民間給与実態調査」における平均給与460万円を大幅に上回る高い水準です。
過去10年間の推移を見ても、常に790万円以上を維持しており、安定して高収入を得られる企業であることが分かります。
年齢別に見ても、20代後半から年収が伸び始め、順調にキャリアを積めば40代で年収1000万円を超えることも十分に可能です。
さらに、寮・社宅制度などの福利厚生も充実している点を考慮すると、実際の待遇は額面以上とも考えられます。
これらのデータから、クボタの年収は「低い」どころか、国内トップクラスであり、待遇面で非常に恵まれた企業であると言えるでしょう。
クボタは配属ガチャって本当?
希望通りの部署に配属されるか、いわゆる「配属ガチャ」について不安を感じる方もいるかもしれません。
クボタの採用FAQによると、配属先は本人の希望を確認した上で、適性や事業ニーズに応じて会社が決定するとされています。
職種別コースで応募した場合は、その職種での配属となります。
実際に「希望通りの部署ではなかった」という声も一部にはあるようですが、これは多くの企業に共通して起こりうることです。
一方で、クボタでは入社後の研修制度が充実しており、技術系であれば配属後1年間は基礎を学び、その後ローテーションを通じて経験を積むなど、長期的な視点でのキャリア形成をサポートする体制が整っています。
また、自己申告制度やキャリア面談などを通じて、入社後も自身のキャリア希望を会社に伝える機会が設けられていると考えられます。
完全に希望通りになるとは限りませんが、本人の希望や適性を全く考慮しないわけではなく、対話を通じてキャリアを築いていく仕組みがあると言えるでしょう。
クボタの期間工は仕事がきつい?寮はある?
クボタの期間工について、「仕事がきつい」という声があるのは事実です。
主な仕事内容は、建設機械や農業機械の製造ラインでの組立、加工、部品供給、検査などです。
これらは立ち仕事や体力を使う作業が多く、人によっては負担に感じる場合があります。
また、単純作業の繰り返しや、工場によっては夏場の暑さ、冬場の寒さが厳しいと感じることもあるようです。
交替勤務(昼勤・夜勤)がある場合も、生活リズムの調整が必要です。
しかし、その分だけ給与や手当は比較的高めに設定されており、満了慰労金や皆勤手当などが支給される場合もあります。
「きつい」と感じるかどうかは個人の体力や適性によりますが、しっかりと稼ぎたい人にとっては選択肢の一つとなり得ます。
寮については、多くの工場で期間工向けの寮が用意されています。
寮費や水道光熱費が無料または格安で利用できる場合が多く、テレビ、エアコン、冷蔵庫、寝具などの生活備品も揃っていることが一般的です。
食堂が併設されている寮もあり、生活費を抑えながら働くことが可能です。
ただし、期間工は主に有期雇用の契約社員であり、この記事で紹介している新卒総合職の採用とは異なります。
あくまで参考情報として捉えてください。
クボタへの就職は勝ち組?
結論から言うと、クボタへの就職は一般的に「勝ち組」と言えるでしょう。
その理由の一つは、企業の立ち位置です。
クボタは農業・建設機械で国内トップクラス。
世界でも有数のメーカーです。
食料・水・環境という社会に不可欠な分野で世界的に事業を展開しています。
高い技術力と安定した経営基盤を持つ企業と言えるでしょう。
二つ目の理由は、就職難易度の高さです。
東洋経済オンライン「入社が難しい有名企業ランキング」では137位です。
学生からの人気も高く、就職企業人気ランキングでも上位に位置しています。
三つ目の理由は、待遇面の良さです。
有価証券報告書(2024年度)によると、クボタの平均年収は824万7,922円と、国税庁の「令和5年分 民間給与実態調査」による日本の平均収入460万円を大きく上回る高水準です。
採用実績を見ると、難関大学からの採用が多い傾向もあります。
これらの要素から、クボタへの就職は、安定性、将来性、待遇、社会的評価の面で優れており、世間一般から「勝ち組」と認識されることが多いと考えられます。
就職は容易ではありませんが、挑戦する価値のある企業と言えるでしょう。
クボタはブラック企業?ホワイト企業?残業時間は?

クボタはブラック企業かということについて解説します。
結論、クボタはホワイト企業です。
クボタの「INTEGRATED REPORT」によると、クボタは従業員の健康維持・増進を重要な経営課題と捉え、積極的に取り組んでいます。
その結果、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)ホワイト500」に2024年、2025年と2年連続で認定されました。
また、子育てサポート企業として厚生労働大臣が認定する「くるみん認定」も取得しており、従業員の働きやすさや健康に配慮した企業であることが国からも認められています。
また、クボタ「新卒採用」によると、働きやすい環境づくりにも力を入れています。
本社・支社の標準的な勤務時間は8:30~17:00(実働7.75時間)で、一般的な8時間と比べ短いです。
また、時間や場所にとらわれない「クボタスマートワーク」を推進しており、テレワーク(在宅勤務、サテライトオフィス勤務)や、コアタイムのないスーパーフレックスタイム制を導入。
これにより、従業員は効率的な時間配分や多様な働き方が可能になっています。
さらに、OpenWorkに記載されているクボタに対する口コミとして、以下のようなものがありました。
この口コミからは、年次有給休暇の取得しやすさや大型連休の多さ、フレックス勤務や男性育休の浸透など、ワークライフバランスが近年大きく向上している様子がうかがえますね。
一方で、部署による残業時間の偏りや、特に研究開発部門におけるメンタルヘルスの課題も指摘されており、会社側の改善努力がまだ道半ばである側面もあるようです。
ポジティブな変化と、部署ごとの課題が混在している状況が読み取れます。
年休は毎年20日付与され、積極的に消化するよう促される。年末年始、GW、お盆休みには、一斉年休となり、10日程度の大型連休になることが多い。最近フレックス勤務も導入され、子育て世代にも働きやすい環境になってきている。また、男性の育休取得率も高まっており、私の周りでは1〜2ヶ月取得している人が多い。ここ数年で、ワークライフバランスの点では非常に働きやすい環境になってきたように感じる。 残業時間については、部署やチームによってばらつきが大きい。研究開発部門では激務により、鬱になって休職する人が一定数発生している。上司との定期的な1on1を導入するなど、未然に防ぐ取り組みがなされているが、現状あまり改善していない印象である。
(経営コンサルタント/20代後半男性/新卒入社/2024年度)
実際の平均残業時間はどうなっているのでしょうか。
クボタの公式HPによれば、2023年度の平均残業時間は18.8時間です。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和6年分結果確報」によると、一般労働者の月平均残業時間は13.5時間となっています。
これと比較すると、クボタの平均残業時間はやや多めではあるものの、許容範囲内と言えるでしょう。
また、働きやすい環境や適切な労働管理が整っている点を踏まえると、総合的に見てクボタはホワイト企業と評価できそうです。
クボタの離職率・平均勤続年数について

クボタの離職率・平均勤続年数についてご紹介します。
有価証券報告書(2024年度)によるクボタの平均勤続年数は13.5年で、クボタの「INTEGRATED REPORT」によるクボタの離職率は1.65%です。
また、以下に直近10年間の平均勤続年数を記載しました。
クボタの平均勤続年数は、直近10年間を見ると緩やかに短くなる傾向です。
ただし、2024年度の13.5年は、国税庁の「民間給与実態統計調査」による日本の平均勤続年数が12.5(2023年度)と比較しても長い水準です。
これは、従業員が比較的長く会社に定着していることを示しています。
離職率が1.65%と非常に低いことからも、クボタが従業員にとって長期的に働きがいのある、安定した環境を提供している企業の一つであると言えるでしょう。
年度 | 平均勤続年数 |
---|---|
2024年度 | 13.5年 |
2023年度 | 13.8年 |
2022年度 | 14.2年 |
2021年度 | 14.9年 |
2020年度 | 15.3年 |
2019年度 | 15.2年 |
2018年度 | 15.5年 |
2017年度 | 15.5年 |
2016年度 | 15.5年 |
2015年度 | 15.4年 |
クボタの入社難易度・就職難易度について

クボタの入社難易度・就職難易度についてご紹介します。
冒頭でも紹介したように、東洋経済ONLINEの「入社が難しい有名企業ランキング200社」で、クボタは137位・入社難易度は59.0とされています。
1位のマッキンゼー・アンド・カンパニの入社難易度が68.9であることを踏まえると、最難関とまでは言えないものの、高水準であることは間違いありません。十分に難関企業と呼べるレベルの数値ですね。
クボタの入社難易度が高い要因としては、採用枠の限られた選考プロセスや企業のブランド力の高さが挙げられます。
特に、求められるスキルや適性の厳格な審査が影響し、多くの志望者にとって狭き門となっています。
クボタの採用人数・倍率について
マイナビによると、クボタの新卒採用人数は328名(2023年度)となっています。
以下に、直近3年間の男女それぞれの採用人数を記載しました。
クボタの新卒採用人数は、ここ3年間で増加傾向です。
特に2023年度は前年から100名以上増え328名となり、事業拡大などに伴う積極的な採用姿勢がうかがえます。
男女別に見ると、各年度とも男性の採用が多数を占めています。
しかし、女性の採用比率も2021年度の約17%から2023年度には約21%へと少しずつ上昇しており、多様な人材確保に向けた取り組みが進んでいるようです。
また、リクナビのプレエントリー候補リスト登録人数が5,225名であるため、クボタの新卒採用倍率は15〜25倍と想定されます。
年度 | 男性の新卒採用者数 | 女性の新卒採用者数 | 合計 |
---|---|---|---|
2023年度 | 258人 | 70人 | 328人 |
2022年度 | 180人 | 45人 | 225人 |
2021年度 | 170人 | 35人 | 205人 |
就職活動において近年高く評価されているのが、実際の企業で学生のうちから働く経験を積める『長期インターン』です。実際に、東大・早慶など関東の上位層とされる大学生のうち長期インターンを経験する方が増加しています。
一方で、大学生全体の長期インターン参加率は3%と言われているため、希少性という面でも就職活動において大きなアドバンテージとなります。
就職活動前に長期インターンを始めることで、選考中のガクチカやアピールポイントとして使うことができるため、就活に不安を感じる方は参加することを強くオススメします!
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クボタの採用大学・出身大学について

ここからはクボタの採用大学・出身大学についてご紹介します。
マイナビによると、クボタの採用大学・出身大学は以下のようになっています。
<大学院>
大阪府立大学、東京理科大学、広島大学、茨城大学、京都大学、慶應義塾大学、大阪大学、神戸大学、立命館大学、九州工業大学、東北大学、芝浦工業大学、横浜国立大学、東京農工大学、鹿児島大学、三重大学、九州大学、徳島大学、関西大学、京都工芸繊維大学、東京大学、兵庫県立大学、岡山大学、熊本大学、筑波大学、信州大学、埼玉大学、早稲田大学、名古屋工業大学、金沢大学、名古屋大学、千葉大学、同志社大学、千葉工業大学
<大学>
関西学院大学、熊本大学、上智大学、大阪大学、同志社大学、名古屋大学、滋賀大学、関西大学、筑波大学、神戸大学、明治大学、長崎大学、日本大学、青山学院大学、慶應義塾大学、早稲田大学、横浜国立大学、京都大学、中央大学、三重大学、学習院大学、国際教養大学、北海道大学、岡山大学、武蔵野美術大学、電気通信大学、会津大学、宇都宮大学、大阪公立大学、大阪工業大学、お茶の水女子大学、鹿児島大学、金沢大学、金沢工業大学、九州大学、九州工業大学、京都産業大学、近畿大学、甲南大学、神戸市外国語大学、佐賀大学、滋賀県立大学、芝浦工業大学、専修大学、千葉工業大学、東京大学、東京工業大学、東京農業大学、東京農工大学、東京理科大学、徳島大学、小樽商科大学、奈良女子大学、一橋大学、広島大学、広島工業大学、福岡大学、福井工業大学、宮崎大学、大和大学、横浜市立大学、立命館大学、立命館アジア太平洋大学、龍谷大学、和歌山大学
これを見る限り、クボタには学歴フィルターがないということが分かります。
一方で、大学通信オンラインによると、クボタの採用大学・出身大学ランキングは以下のようになっています。
このランキングから、ある程度は選考の中で学歴を重視していることも事実だといえるでしょう。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 神戸大学 | 32人 |
2位 | 大阪大学 | 30人 |
3位 | 大阪公立大学 | 25人 |
4位 | 同志社大学 | 16人 |
5位 | 京都大学 | 15人 |
6位 | 岡山大学 | 14人 |
7位 | 立命館大学 | 13人 |
8位 | 九州大学 | 11人 |
9位 | 東北大学 | 10人 |
10位 | 筑波大学 | 9人 |
早稲田大学 |
クボタの平均年収は?

年収についてですが によると、クボタの平均年収は824万7,922円と記載されています。
また、以下に直近10年間の平均年収を記載しました。
過去10年間で、790万円を下回ることはなく非常に高い水準で推移していると言えます。
特に2024年度の824万円は、国税庁の「令和5年分 民間給与実態調査」における平均給与460万円を360万円以上も上回っており、国内トップクラスの給与水準です。
過去10年間、常に高水準を維持していることは、企業の安定性と従業員への高い還元を示しており、経済的な待遇面での魅力が大きいと言えるでしょう。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2024年度 | 824万7,922円 |
2023年度 | 798万9,530円 |
2022年度 | 811万9,719円 |
2021年度 | 794万2,028円 |
2020年度 | 799万1,225円 |
2019年度 | 801万1,646円 |
2018年度 | 793万7,899円 |
2017年度 | 792万2,008円 |
2016年度 | 812万8,260円 |
2015年度 | 804万5,945円 |
クボタにおける大卒・院卒の初任給
公式サイトによると、クボタにおける新卒1年目の基本給は、修士了で29万7,000円、大学卒で27万4,000円と記載されています。
これに賞与が年2回支給されるため、賞与を給与の6ヶ月分とするとクボタにおける新卒1年目の年収は合計で490~530万円でしょう。
職種 | 基本給 |
---|---|
事務系総合職 | 修士了:29万7,000円/月 大学卒:27万4,000円/月 |
人事労務職 | |
財務・経理職 | |
水環境事業 国内営業 | |
機会事業 海外営業 | |
機会事業 SCM(生産管理・物流) | |
技術系総合職 | |
生産技術・製造 | |
サービス技術 | |
プラントエンジニア | |
DX &ITイノベーション |
- クボタにおける高卒の年収は?
-
クボタでは、高校新卒者を対象とした技能系・生産関係職の採用も行っています。
クボタ本体や関連会社の採用情報を見ると、高卒の初任給は月給で20万円前後からのスタートとなるようです。
これはあくまで初任給であり、ここから経験やスキルアップに応じて昇給していきます。会社全体の平均年収(約824万円)は大学卒・大学院卒の総合職なども含めた全従業員の平均値であり、高卒の年収はこれよりも低い水準になるのが一般的です。
昇進のスピードや管理職への登用の機会も、大卒・院卒と比較すると限定的になる傾向があるかもしれません。しかし、クボタ全体の給与水準が高いため高卒であっても、 日本の平均年収460万円を上回る収入を得られる可能性は十分にあります。
OpenWorkなどの口コミサイトでは、高卒3年目で年収440万円といった事例も見られます。また、クボタでは交代勤務手当や残業手当、賞与(ボーナス)もしっかり支給され、寮・社宅などの福利厚生も利用できる場合があります。
これらを考慮すると、実際の可処分所得や生活水準は安定したものになるでしょう。最終的な年収は、個人の能力や評価、勤続年数、役職によって大きく変わってきます。
- クボタにおける海外駐在員の年収は?
-
海外駐在員の年収に関する公式なデータはありませんが、一般的に国内勤務時の給与に加えて、各種手当が支給されるため、年収は高くなる傾向にあります。
具体的には、海外勤務手当(基本給への上乗せ)、ハードシップ手当(赴任先の生活環境に応じた手当)、住宅手当(家賃補助)、子女教育手当などが考えられます。
これらの手当により、年収は国内勤務時の1.5倍から2倍程度になるケースも珍しくありません。例えば、クボタの有価証券報告書(2024年度)による平均年収約824万円(2024年度)を基準に考えると、海外駐在員は年収1,200万円を超える可能性も十分にあります。
ただし、これはあくまで平均年収を基にした目安であり、実際の金額は赴任先の国や地域、役職、為替レートなどによって大きく変動します。 - クボタにおける工場勤務の年収は?
-
クボタの工場勤務者の年収は、正社員か期間従業員かといった雇用形態や、担当する職種によって大きく異なります。
正社員の製造職の場合、求人情報サイトIndeedによると平均年収は約693万円と報告されています。
これは国税庁の「令和5年分 民間給与実態調査」における日本の平均年収(約460万円)を大幅に上回る高い水準です。
経験やスキル、役職に応じてさらに昇給が期待できます。一方、期間従業員(期間工)として働く場合も、比較的高収入を得られる可能性があります。
例えば、ザ期間工ライフによると、筑波工場で夜勤を含む交替勤務の場合、各種手当や満了慰労金を含めて初年度から年収500万円を超えるケースもあるようです。ただし、これらはあくまで一例や平均値です。
実際の年収は、勤務地、勤続年数、役職、保有資格、残業時間、交代勤務の有無などによって変動します。クボタ全体の平均年収(約824万円)は総合職なども含みますが、工場勤務においても日本の平均を上回る待遇が期待できると言えるでしょう。
クボタにおける年齢別の年収
ここから、各年齢や階級別の年収についてそれぞれ詳しく解説していきます。
(実力による昇進が多く存在するため、あくまでも平均的な年収の目安としてご覧ください。)
OpenWorkのデータを元に、新卒でクボタへ入社し、平均的なキャリアを送った場合の年齢別の年収をまとめました。(残業代・賞与も含む)
クボタでは、約50歳で年収1000万円へ到達します。
クボタの年収は年齢と共に着実に上昇する傾向です。
20代後半から30代にかけて大きく伸び、40代では1000万円を超える層も出てくるなど、年功序列の色合いも残しつつ、成果や役職に応じて高収入が期待できる給与体系と推察されます。
クボタの平均年収は、国税庁の調査による同業他社(その他製造業448万円)と比較しても高い水準にあることが分かります。
また、寮・社宅などの福利厚生も充実しているとの口コミもあり、表示年収に加えて手厚いサポートも期待できる点は魅力でしょう。
安定した環境で着実にキャリアと収入を築きたいと考える人にとって、クボタは有力な選択肢の一つと言えそうです。
年齢 | 年収 |
---|---|
25歳 | 400~660万円 |
30歳 | 500~800万円 |
35歳 | 580~940万円 |
40歳 | 660~1,070万円 |
45歳 | 740~1,210万円 |
50歳 | 800~1,290万円 |
クボタに関してよくある質問
クボタのインターンシップについて
クボタでは、学生が実際の業務や企業文化に触れる機会として、例年、夏季・冬季を中心に多様なインターンシッププログラムを提供しています。
技術系(研究開発、設計、生産技術など)や事務系(営業、企画など)の職種別コースが中心で、期間は1dayから数週間のものまで様々です。
インターンシップへの参加には、マイページへの登録が必要です。
人気のプログラムは応募者が多く、選考が実施されます。
一般的な選考フローは、以下の通りです。
志望動機では、なぜクボタのインターンシップに参加したいのか、具体的なプログラム内容と自身の学びたいこと・経験したいことを明確に関連付けましょう。
クボタの事業内容や理念(食料・水・環境への貢献など)への共感を具体的に示すことも重要です。
コースや年度により実施されないケースもありますが、SPIや玉手箱など、一般的な形式のWebテストや適性検査が課されることがあります。
対策としては、市販の参考書で問題形式に慣れたり、模擬試験を受けたりすることが有効ですよ。
複数回の面接(オンラインまたは対面)が実施されることが多いです。
ESの内容に基づいた深掘り質問(志望動機、ガクチカの詳細など)、自己PR、逆質問などが定番です。
なぜクボタなのか、インターンシップで何を得たいのかを熱意を持って伝えられるように準備しましょう。
企業の事業内容や求める人物像を深く理解し、自分の言葉で話せるようにしておくことが大切です。
選考プロセスはプログラムによって詳細が異なるため、必ず公式HPから最新の募集要項を確認してください。
インターンシップへの参加は、企業理解を深める絶好の機会であると同時に、本選考につながる可能性もあります。
しっかりと準備を進め、積極的に挑戦しましょう。
クボタの社風は?
クボタは「真面目」「堅実」「安定志向」という言葉で表される伝統的な日本企業の社風を持っています。
創業130年以上の歴史を持つ老舗企業らしく、長期的な視点での事業運営を重視し、急激な変化よりも着実な成長を追求する傾向です。
組織は比較的階層的で、上下関係を重んじる面がありますが、近年は若手の意見も取り入れる風土づくりが進んでいます。
特に製造現場では「モノづくり」へのこだわりと誇りが強く、技術を大切にする文化が根付いています。
部署によって雰囲気の違いはありますが、全体的に穏やかで協調性を重視する環境です。
残業や休日出勤が発生する部署もある一方で、最近は働き方改革への取り組みも進み、有給取得の推進やフレックスタイム制の導入なども行われています。
地方の工場と都市部のオフィスでは雰囲気に差があり、地方拠点ではより家族的な人間関係が築かれることも特徴的です。
総じて、安定性を重視する方に向いている社風といえるでしょう。
クボタの福利厚生は?
クボタは、従業員が安心して長く働けるように、充実した福利厚生制度を整えています。
大手企業ならではの手厚いサポートが魅力で、ワークライフバランスや自己成長を支援する制度が多数用意されています。
公式HPやOpenWorkなどの口コミを参考にまとめると、クボタの主な福利厚生制度は、以下の通りです。
主な福利厚生制度
住居関連:独身寮・社宅など
休暇制度:年間休日125日、年次有給20日、長期連休(GW/夏季/年末年始)、特別休暇(慶弔/リフレッシュ等)
資産形成:財形貯蓄、社員持株会、確定拠出年金(DC)
健康・医療:定期健診、人間ドック補助、健康相談
育児・介護:育児・介護休業、短時間勤務
その他:クボタフィットプラン(選択型福利厚生、旅行・育児・自己啓発等)
これらの制度を活用することで、従業員はそれぞれのライフステージに合わせて安心して働くことができます。
クボタの出世コースは?
クボタでは、伝統的な年功序列を基盤としつつ、上位の役職になるほど個人の評価や実績が重視される昇進体系が採用されています。
明確な「出世コース」が定められているわけではありませんが、多くの総合職社員が辿る一般的なキャリアパスの目安は以下のようになります。
キャリアパスの段階(大卒・院卒総合職の場合)
- 入社〜5年目(担当クラス:ST1〜ST3)
- 新入社員研修後、各部署でOJTを通じて業務の基礎を学ぶ。
- この期間は主に年功序列で昇進・昇格。
- 6〜10年目(主任クラス:ST4〜ST5)
- 担当業務の主担当者として、専門性を深める。
- 引き続き年功序列による昇進が中心。
- 11〜15年目(係長・課長補佐クラス:ST6)
- 管理職候補として、より責任のある業務を任される。
- 順調にいけば、この段階で年収1,000万円に到達するケースが多い。
昇進は年功序列の色合いがまだ強い。
- 16年目以降(管理職:課長クラス:EX1〜EX2)
- チームやグループをまとめる課長職に就く。
- Talent Squareなどの情報によると、年収は1,100万円〜1,300万円程度が目安。
- このレベルからは、それまでの評価や実績が昇進に大きく影響する。
- 部長職以上(EX3〜)
- 部門の責任者として、より経営に近い視点での業務を担当。
- 昇進には、個人の能力、実績、リーダーシップが強く求められる。
基本的には年功序列で安定的に昇進していく傾向がありますが、課長職以上への昇進には、上司からの評価や業務での成果が重要になります。
また、クボタはグローバル企業であるため、国内外の拠点への異動経験や、様々な部署での経験を通じて視野を広げることも、キャリアアップにつながる可能性があります。
多様なキャリアパスが用意されているのが特徴です。
安定した昇進を期待できる一方で、上位のポジションを目指すには、着実に成果を上げ、自身の能力を高めていくことが求められます。
クボタとヤンマーの違い
クボタとヤンマーは、共に日本の農業機械業界を牽引するライバル企業ですが、事業規模や戦略には違いがあります。
まず事業規模を見ると、有価証券報告書によるとクボタの2024年度の売上高は約3兆162億円で、海外売上比率は約78%と、グローバル展開が進んでいます。
一方、公式HPによるヤンマーホールディングスの2024年3月期の売上高は約1兆814億円、海外売上比率は約61%です。
事業領域では、クボタは農業機械に加え、建設機械や水・環境関連事業(水道管など)も大きな柱です。
対してヤンマーは、農業機械や建設機械のほか、得意とするエンジン技術を活かした産業用エンジンや船舶用エンジンなども手がけています。
技術面では、クボタは無人運転コンバインを実用化するなどスマート農業で先行しているとされます。
一方、ヤンマーはICTを活用した「スマートアシスト」などで農業支援技術に強みを持つとされています。
このように、クボタは多角的な事業とグローバル展開で、ヤンマーはエンジン技術とICT活用で、それぞれ独自の強みを発揮しています。
クボタの勤務地について
クボタはグローバルに事業を展開しており、国内外に多数の拠点を構えています。
本社機能は、登記上の本社である大阪市浪速区と、実質的な本社機能の一部を担う東京本社(東京都中央区京橋)に置かれていますよ。
国内の主な勤務地としては、これら本社機能のほか、全国各地に支社、営業所、工場、研究所があります。
特に理系の職種では研究開発拠点や製造拠点が、事務系の職種では本社(大阪・東京)や全国の支社・営業所が中心となります。
公式サイトによると、クボタの主要な拠点は以下の都道府県に所在しています。
- 本社:
- 大阪府、東京都、兵庫県
- 支社・営業所:
- 北海道、宮城県、愛知県、広島県、福岡県、神奈川県、千葉県、三重県、和歌山県、香川県、山口県、熊本県、沖縄県
- 工場・製造所:
- 大阪府、茨城県、栃木県、兵庫県、滋賀県、千葉県、神奈川県
- 研究所:
- 大阪府、兵庫県、茨城県
新卒採用における初期配属は、本人の希望と適性、会社のニーズを総合的に考慮して決定され、総合職では将来的なキャリア形成のために国内外の拠点への転勤や異動の可能性があります。
クボタでは、原則として勤務地を限定した採用は行っていません。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、クボタはやばいのかや勝ち組なのか、就職難易度や採用大学、仕事がきついのかや年収が低いのかどうか、ブラック企業判定などについて詳しく解説しました。
改めて結論ですが、クボタは全くやばくありません!
東洋経済ONLINEによるとクボタの入社難易度は59.0、学歴フィルターはありません。
多くの学生から人気を誇るクボタへ内定するためには、適切な就職活動の対策を行うことが必須でしょう。
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「U-inTern」は、認可情報と届出受理番号(51ー募ー001157)を持つ株式会社TENRYUが運営しています。
会社名 | 株式会社TENRYU |
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設立日 | 2024年2月6日 |
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