
結論から言うと、サイバーエージェントは全くやばくありません!
サイバーエージェントは、「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げる、インターネット総合サービス企業です。
就活市場においても大きな人気を博すサイバーエージェントへの就職を望む学生も少なくないでしょう。
この記事では、サイバーエージェントが潰れるのかどうかについてご紹介するだけでなく、顔採用の実態や就職難易度、採用大学や平均年収、初任給についても解説します!
サイバーエージェントのよくある質問についても記事の最後で言及していますので、最後までお読みください!
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サイバーエージェントってなんの会社?強みは?

サイバーエージェントは、「21世紀を代表する会社を創る」をビジョンに掲げる、インターネット総合サービス企業です。
東証プライム市場に上場しており、情報通信業に属します。
1998年の創業以来、インターネット広告事業を主軸に、メディア事業、ゲーム事業、投資育成事業など、多岐にわたる事業を展開しています。
特に、国内トップシェアを誇る広告事業における高い運用力・技術力、ゲーム事業でのヒット創出力、そして変化を恐れないチャレンジ精神旺盛な企業風土が強みです。
仕事内容としては、広告プランナー、エンジニア、クリエイター、ゲームプロデューサー、営業、人事、経理など多岐にわたります。
オフィスは渋谷の「Abema Towers」を本社とし、国内主要都市や海外にも拠点を構えています。
コミュニケーションが取りやすいハニカム状のデスク配置など、創造性を刺激するオフィス環境も特徴です。
従業員数は連結で7,720名(2024年9月末時点)、平均年齢は34.2歳(2024年9月期)と、若い世代が多く活躍している企業です。
会社名 | 株式会社サイバーエージェント |
本社所在地 | 東京都渋谷区宇田川町40番1号 Abema Towers |
社長 | 藤田 晋 |
設立日 | 1998年3月18日 |
資本金 | 74億4,000万円 |
時価総額 | 5,571億1400万円(2025年4月現在) |
従業員数 | 単体:2,364人(2023年度) 連結:7,720人(2023年度) |
平均年収 | 882万2,000円(2023年度) |
新卒採用人数 | 339人(2024年度) |
サイバーエージェントへ新卒で就職するのはやばい?潰れる?
サイバーエージェントへの新卒就職について、「やばい」「潰れるのでは?」といった不安や、独特の企業文化に対して「サイバーエージェント 気持ち悪い」といった声が一部で聞かれます。
「潰れる」という懸念については、同社が東証プライム上場でインターネット広告事業を核にゲーム、メディア事業も展開し、安定した収益基盤と成長性を持つことから、可能性は低いです。
一方で、「やばい」「気持ち悪い」といった声には、同社の特徴的な文化や制度が関係しています。
徹底した成果主義のもと、若手が早期に抜擢され大きな裁量を持つ文化は、挑戦的な一方、外部からは異質で「やばい」と映ることがあります。
また、評価に上司の主観や社内文化への適応度が影響する可能性が指摘されており、これが一部で「気持ち悪い」と感じられる要因のようです。
さらに、初任給は高いものの固定残業代が含まれる点は、実際の労働時間への懸念につながることもあります。
これらの特徴は、挑戦と成長を求める人には魅力的に映る半面、価値観によってはネガティブに捉えられる側面もあります。
そのため、一概に「やばい」と断じるのではなく、自身のキャリア観と照らし合わせて判断することが重要です。
サイバーエージェントはブラック企業なの?

サイバーエージェントはブラック企業かということについて解説します。
結論、サイバーエージェントはホワイト企業です。
公式HPによると、サイバーエージェントは公的な「くるみん認定」や「えるぼし認定」の取得は確認されていませんが、例えば女性従業員の活躍を長期的に支援する独自の制度「macalonパッケージ」があります。
これには妊活支援、子の看護休暇、認可外保育園補助などが含まれ、ライフステージの変化に対応できる環境を整えていますよ。
また、女性社員による横断組織「CAramel(カラメル)」が主体となり、働きがい向上やキャリア形成支援に関する活動を行っています。
こうした独自の積極的な取り組みが、従業員の働きやすさを高め、ホワイト企業と評価される大きな要因です。
また、サイバーエージェントの「新卒採用」などによると、サイバーエージェントは柔軟な働き方をサポートする制度が整備されています。多くの職種でフレックスタイム制が導入されており、従業員は日々の始業・終業時間を自身の都合に合わせて調整することが可能です。
また、リモートワークも推進されており、「リモデイ」と呼ばれる週1回のリモートワーク推奨日を設けるなど、オフィス出社と組み合わせたハイブリッドな働き方を推奨しています。
これらの制度は、従業員の多様な働き方を支援し、生産性向上とワークライフバランスの両立を目指す同社の姿勢を示しています。
さらに、OpenWorkに記載されているサイバーエージェントに対する口コミとして、以下のようなものがありました。
この口コミからは、サイバーエージェントの充実した福利厚生(特に「2駅ルール」)が社員の生活や交流に良い影響を与えている様子が伝わってきますね。
入社時正社員であれば二駅ルール制度が適用されて、三万円の家賃補助がもらえる。そのため会社から近くに住んでいる人も多く、帰りに飲み会に行ったりなど、プライベートまで仲良くなる社員も多数。平均年齢は多少あがってきているものの、中身は皆若いので活気がある。最近では残業することも減ってきてプライベートと仕事のバランスも取りやすいのではないか。昨今のハラスメント系にもかなり敏感で、特に昔は文化でもあった詰める文化も減り、パワハラはほぼなくなったように感じる。有給も自分の仕事のスケジュール次第で割と自由に取れるので、消化する人はどんどん消化するし、逆にポジションが上がれば上がるほど有給を取る人は減っていく。
(PM/男性/新卒入社/2024年度)
活気があり社員同士の仲が良い社風、残業削減やハラスメント対策の進展といった、ポジティブな変化も読み取れます。
有給休暇の取得しやすさも魅力ですが、役職によって取得状況に差があるという点は、キャリアパスを考える上で一つの参考情報になりそうです。
総じて、同社のリアルな働く環境や社風がうかがえる、貴重な声と言えるでしょう。
サイバーエージェントの残業時間について
サイバーエージェントの働き方を検討する際、「サイバーエージェント 残業時間」は多くの方が気になる点でしょう。
インターネット上では「サイバーエージェント 残業 多い」といった声や、給与体系に含まれる「サイバーエージェント みなし残業」(固定残業代)に関する情報が見受けられます。
特に、成長中の企業であり成果主義の文化を持つことから、業務量が多く、残業が常態化しているのではないか、というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし、企業としても働き方改革を進めていると公表しており、実態は変化している可能性も考えられます。
実際の平均残業時間はどうなっているのでしょうか。
サイバーエージェントの新卒募集要項によれば、2023年度の平均残業時間は31時間です。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和6年分結果確報」によると、一般労働者の月平均残業時間は13.5時間となっています。
これと比較すると、サイバーエージェントの平均残業時間はやや多めではあるものの、許容範囲内と言えるでしょう。
サイバーエージェントの福利厚生について
サイバーエージェントは、従業員の働きがいやエンゲージメント向上を目指し、独自の充実した福利厚生制度を提供しています。
「サイバーエージェントは激務」といったイメージを持つ方もいるかもしれませんが、多様なサポート制度で従業員の働きやすさを支えています。
例えば、特徴的な家賃補助制度である「2駅ルール」「どこでもルール」は、住居に関する経済的負担を軽減し、職住近接や多様なライフプランを支援します。
サイバーエージェント 年間休日は基本的に土日祝日および年末年始ですが、独自の休暇制度も用意されています。
「副業」については、原則禁止としつつも、申請・許可制で認められるケースもあるようです。
特に、技術職向けには、グループ内会社間をまたいだ「Cycle」という独自の社内副業制度があり、スキルアップや挑戦の機会を提供しています。
このように、画一的ではないユニークな制度を多数設けることで、従業員の挑戦や成長、そしてプライベートとの両立を後押ししています。
公式HPやOpenWorkなどの口コミを参考にまとめると、サイバーエージェントの主な福利厚生制度は以下の通りです。
主な福利厚生制度
- 家賃補助制度:
- 2駅ルール:勤務地から2駅圏内居住者に月3万円補助
- どこでもルール:勤続5年以上の正社員に月5万円補助
- 女性活躍支援「macalonパッケージ」: 妊活支援、子の看護休暇、認可外保育園補助など
- 休暇制度:
- 休んでファイブ:勤続3年ごとに5日間の特別休暇
- リフレッシュ休暇(Vacation Plus):勤続満5年以上の社員に年1回最大5営業日の休暇
- その他:夏季休暇、慶弔休暇、産前産後休暇、育児休業など
- 健康支援: 健康診断、インフルエンザ予防接種、産業医相談、マッサージルームなど
- スキルアップ支援: 技術書籍購入補助、社内勉強会、資格取得支援など
- コミュニケーション活性化: 部活動支援、懇親会費補助、チームランチ補助など
- その他: 慶弔見舞金、従業員持株会、企業型確定拠出年金制度など
働きやすい環境や適切な労働管理が整っている点を踏まえると、総合的に見てサイバーエージェントはホワイト企業と評価できそうです。
サイバーエージェントの顔採用について
サイバーエージェントの採用に関して、「顔採用があるのではないか」という噂は根強く存在します。
メディア露出の多い社員や受付スタッフなどに「サイバーエージェントは美人が多い」というイメージや、一部で「サイバーエージェントの顔採用・喜び組」といったネガティブな俗称で語られることもあるようです。
中には、そうした形で採用されたとされる人材の「サイバーエージェントの顔採用・喜び組の離職率が高い」のではないか、といった憶測も見られます。
しかし、サイバーエージェント側は公式に「顔採用」を否定しており、採用基準はあくまで個人の能力、ポテンシャル、そして企業文化とのマッチ度であると説明しています。
実際に同社では、エンジニア、クリエイター、営業、バックオフィスなど多岐にわたる職種で多くの社員が活躍しており、その経歴や個性も様々です。
事業の成長や多角化を支えているのは、多様なスキルや才能を持った人材であり、容姿だけで採用が決まっているとは考えにくいでしょう。
「顔採用」の噂は、企業のブランディング戦略や一部の目立つ社員のイメージから広まった側面が強いと考えられます。
実際の選考では、面接などを通じて候補者の内面や能力が重視されていると理解するのが妥当です。
サイバーエージェントの離職率・平均勤続年数について

サイバーエージェントの離職率・平均勤続年数についてご紹介します。
有価証券報告書(2023年度)によるサイバーエージェントの平均勤続年数は6.4年で、サイバーエージェントの「ESGデータ」によるサイバーエージェントの離職率は9.1%です。
また、以下に直近7年間の平均勤続年数を記載しました。
サイバーエージェントの平均勤続年数は6.4年(2023年度)であり、国税庁の「民間給与実態統計調査」による日本の平均勤続年数が12.5(2023年度)と比較すると短い水準です。
これは、変化の速いインターネット業界全体の人材流動性の高さや、同社が若い人材を中心に構成され成長を求めてステップアップ転職をする社員も一定数いることが背景にあると考えられます。
ただし、直近7年間の推移を見ると、5年台から6年台へと徐々に延伸する傾向も見られます。
離職率9.1%と合わせて考えると、単に定着率が低いというよりは、業界特性やキャリアパスの多様性を反映した結果と言えるかもしれません。
年度 | 平均勤続年数 |
---|---|
2023年度 | 6.4年 |
2022年度 | 5.9年 |
2021年度 | 6.1年 |
2020年度 | 6.3年 |
2019年度 | 6.0年 |
2018年度 | 5.4年 |
2017年度 | 5.2年 |
サイバーエージェントの入社難易度・就職難易度について

サイバーエージェントの入社難易度・就職難易度についてご紹介します。
冒頭でも紹介したように、東洋経済ONLINEの「入社が難しい有名企業ランキング200社」で、サイバーエージェントは166位・入社難易度は58.4とされています。
1位のマッキンゼー・アンド・カンパニの入社難易度が68.9であることを踏まえると、最難関とまでは言えないものの、高水準であることは間違いありません。十分に難関企業と呼べるレベルの数値ですね。
サイバーエージェントの入社難易度が高い要因としては、採用枠の限られた選考プロセスや企業のブランド力の高さが挙げられます。
特に、求められるスキルや適性の厳格な審査が影響し、多くの志望者にとって狭き門となっています。
サイバーエージェントの採用人数・倍率について
就職四季報によると、サイバーエージェントの新卒採用人数は339名(2024年度)となっています。
以下に、直近3年間の男女それぞれの採用人数を記載しました。
サイバーエージェントの新卒採用人数は、直近3年間で212人(2022年度)から339人(2024年度)へと大幅に増加しており、事業拡大に伴う採用意欲の高さがうかがえます。
男女比に注目すると、毎年男性が約65〜67%、女性が約33〜35%と、男性の割合が多いものの比較的安定した比率で推移しています。
全体として、毎年コンスタントに200名以上、近年では300名を超える規模の新卒を採用しており、企業としての成長と人材への投資意欲が表れていると言えるでしょう。
また、RECCOOによれば「サイバーエージェントは年間約10,000名の総エントリーを獲得」とあるため、これを元にするとサイバーエージェントの新卒採用倍率は29〜47倍と想定されます。
年度 | 男性の新卒採用者数 | 女性の新卒採用者数 | 合計 |
---|---|---|---|
2024年度 | 227人 | 112人 | 339人 |
2023年度 | 186人 | 100人 | 286人 |
2022年度 | 139人 | 73人 | 212人 |
就職活動において近年高く評価されているのが、実際の企業で学生のうちから働く経験を積める『長期インターン』です。実際に、東大・早慶など関東の上位層とされる大学生のうち長期インターンを経験する方が増加しています。
一方で、大学生全体の長期インターン参加率は3%と言われているため、希少性という面でも就職活動において大きなアドバンテージとなります。
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サイバーエージェントの採用大学・出身大学・学歴フィルターについて

ここからはサイバーエージェントの採用大学・出身大学についてご紹介します。
大学通信オンラインによると、サイバーエージェントの採用大学・出身大学は以下のようになっています。
<大学>
慶應義塾大学、早稲田大学、同志社大学、青山学院大学、東京大学、筑波大学、法政大学、立教大学、明治大学、立命館大学、関西学院大学、大阪大学、中央大学、東北大学、九州大学、横浜国立大学、名古屋大学、和歌山大学、上智大学、東京理科大学、愛知工業大学、関西大学
これを見る限り、サイバーエージェントには学歴フィルターがないということが分かります。
一方で、大学通信オンラインによると、サイバーエージェントの採用大学・出身大学ランキングは以下のようになっています。
このランキングから、ある程度は選考の中で学歴を重視していることも事実だといえるでしょう。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 慶應義塾大学 | 21人 |
2位 | 早稲田大学 | 18人 |
3位 | 同志社大学 | 14人 |
4位 | 青山学院大学 | 12人 |
5位 | 東京大学 | 11人 |
6位 | 筑波大学 | 10人 |
法政大学 | ||
8位 | 立教大学 | 9人 |
9位 | 明治大学 | 8人 |
立命館大学 | ||
関西学院大学 |
サイバーエージェントの平均年収は?

年収についてですが有価証券報告書(2023年度)によると、サイバーエージェントの平均年収は882万2,000円と記載されています。
また、以下に直近7年間の平均年収を記載しました。
過去7年間で、680万円を下回ることはなく非常に高い水準で推移していると言えます。
2023年度の平均年収は882万2,000円と、国税庁の「令和5年分 民間給与実態統計調査」による日本の平均年収460万と比較して、約1.9倍と非常に高い水準です。
さらに、過去7年間の推移を見ると、一度も680万円を下回ることなく右肩上がりの傾向にあり、2018年度の681万円から約200万円も上昇しています。
この高い給与水準と上昇傾向は、同社の好調な業績や、優秀な人材確保・定着への強い意欲が反映されている結果と言えるでしょう。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2023年度 | 882万2,000円 |
2022年度 | 806万4,000円 |
2021年度 | 817万円 |
2020年度 | 771万1,000円 |
2019年度 | 733万6,000円 |
2018年度 | 681万7,000円 |
2017年度 | 709万2,000円 |
- サイバーエージェントの執行役員の年収は?
-
サイバーエージェントの執行役員の正確な個別年収は公開されていません。
しかし、有価証券報告書に記載される取締役の報酬総額や、企業の規模・業績から推測すると、数千万円から億単位と非常に高額であると考えられます。一般社員の給与体系には、みなし残業相当分を含む固定残業代が設定されている場合がありますが、執行役員クラスになると、多くの場合、労働時間管理の対象外となる管理監督者以上の立場です。
そのため、報酬は年俸制や業績連動報酬、ストックオプションなどで構成されることが一般的であり、「残業代」という概念自体が通常当てはまりません。年収は個人の役割や会社への貢献度(業績)によって大きく変動すると考えられます。
サイバーエージェントにおける初任給|新卒の年収は?
公式サイトによると、サイバーエージェントにおける新卒1年目の基本給は、修士了・大学卒で42万円と記載されています。
賞与は原則支給されないため、サイバーエージェントにおける新卒1年目の年収は合計で500~720万円でしょう。
職種 | 基本給 |
---|---|
ビジネスコース | 修士了・大学卒:42万円/月 |
エンジニアコース | |
クリエーターコース | |
エンジニアコース(エキスパート認定) | 修士了・大学卒:60万円/月 |
- サイバーエージェントの初任給のからくりとは?
-
サイバーエージェントの初任給、特に年俸制が提示されるコースでは、一見すると非常に高い水準に設定されています。
この「からくり」としてよく指摘されるのが、提示される年俸額に「みなし残業」代、すなわち固定残業代が含まれている点です。これは、あらかじめ給与の中に一定時間分(例えば月80時間相当など)の残業代が含まれているという仕組みです。
そのため、額面上の初任給が高く見えても、その一部は残業代相当分であり、基本給部分とは分けて考える必要があります。この固定残業時間を超えて残業した場合は、もちろん別途残業代が支払われますが、初任給の金額を見る際には、この内訳を理解しておくことが重要です。
サイバーエージェントにおける年齢別の年収
ここから、各年齢や階級別の年収についてそれぞれ詳しく解説していきます。
(実力による昇進が多く存在するため、あくまでも平均的な年収の目安としてご覧ください。)
OpenWorkのデータを元に、新卒でサイバーエージェントへ入社し、平均的なキャリアを送った場合の年齢別の年収をまとめました。(残業代・賞与も含む)
サイバーエージェントの年収は年齢と共に上昇する傾向が見られますが、それ以上に注目すべきは各年齢層における年収の幅広さです。
例えば30歳では490万円から830万円、40歳では620万円から1,060万円と、同じ年齢でも大きな差があります。
これは、年功序列というよりも、個人の成果や役職が給与に大きく反映される実力主義の表れと言えるでしょう。
若手でも高い成果を出せば早期に高年収を得られる可能性がある一方、年齢を重ねても成果次第で年収に差がつくことを示しています。
インターネット業界の他の大手企業と比較しても、実力次第で高い報酬を目指せる環境と言えそうです。
年齢 | 年収 |
---|---|
25歳 | 420~710万円 |
30歳 | 490~830万円 |
35歳 | 550~940万円 |
40歳 | 620~1,060万円 |
45歳 | 690~1,170万円 |
給与テーブルについて
サイバーエージェントの具体的な給与テーブル(等級ごとの詳細な給与レンジ)は、社外秘の情報であり、一般には公開されていません。
しかし、同社では社員の能力や役割に基づいた等級制度が運用されていると考えられます。
口コミサイトなどの情報からは、ビジネス職、エンジニア職、クリエイター職といった職種ごとに異なる評価軸や等級、それに応じた給与レンジが設定されている可能性がうかがえますよ。
昇格や昇給は、半期ごとに行われる目標設定と評価(MBOやコンピテンシー評価など)の結果に基づいて決定される、実力主義・成果主義の仕組みが色濃いとされています。
そのため、年功序列ではなく、個人のパフォーマンスや担う役割、等級によって給与水準が大きく変動する体系になっていると考えられます。
詳細なテーブルは非公開ですが、評価制度と連動した等級別の給与体系が存在することは確かなようです。
サイバーエージェントのサマーインターンについて
サイバーエージェントのサマーインターンシップは、同社への就職を目指す学生にとって非常に重要な機会です。
ビジネス職、エンジニア職、クリエイター職など、多岐にわたるコースが用意されており、実際の業務に近い課題に取り組む実践的な内容となっています。
社員からのフィードバックも手厚く、大きく成長できるチャンスがあります。
本選考に直結することも多く、毎年多くの学生が応募するため、非常に人気が高いプログラムです。
この貴重な機会を得るためには、まず選考プロセスを突破する必要があります。
サイバーエージェントのインターン選考フロー
サイバーエージェントのサマーインターンは非常に人気が高く、倍率も高いため、選考を突破するにはしっかりとした準備が必要です。
一般的な選考フローは以下のようになりますが、コースによって詳細は異なります。
マイページを通じてエントリーし、ESを提出します。
設問内容はコースによって様々ですが、学生時代の経験や挑戦、志望動機・志望理由などが問われることが多いです。
プログラムによっては適性検査の受験が必要です。
内容はSPIや玉手箱、あるいは独自の適性検査(例:TAL)などが用いられることがあります。
ES・適性検査を通過すると、次は面接です。
通常、グループディスカッションや個人面接が複数回実施されます。
面接では、ESの内容深掘りに加え、自己PR、志望動機・志望理由、入社後にやりたいこと、価値観などが問われます。
論理的思考力やコミュニケーション能力、そしてサイバーエージェントのカルチャーとのマッチ度が見られます。
特徴として、サイバーエージェントの選考は意思決定が早いと言われています。
各ステップの結果連絡が比較的スピーディーに行われることが多いようです。
サイバーエージェントのGD(グループディスカッション)について
サイバーエージェントのインターン選考では、グループディスカッション(GD)が実施されることがあります。
これは、与えられたテーマについて複数人の学生で議論し、制限時間内に結論を出す形式が一般的です。
テーマは事業立案や課題解決に関するものなど、多岐にわたります。
GDでは、単に自分の意見を主張するだけでなく、チーム全体でより良い結論を導くための協調性、論理的思考力、傾聴力、発想力、そして時間内にアウトプットを出す実行力などが評価されます。
積極的に議論に参加しつつ、他のメンバーの意見を引き出し、議論を建設的に進める姿勢が重要です。
具体的なサイバーエージェントのGD通過率は公表されていませんが、人気企業ゆえにGDは選考の重要な関門の一つであり、「サイバーエージェントのGDで落ちた」という経験をする学生も少なくありません。
そのため、GD対策としては、事前に模擬GDを経験したり、フレームワークを用いた議論の進め方を学んだりするなどの準備が有効です。
自分の役割を意識し、チームへの貢献を心がけることが通過の鍵となります。
サイバーエージェントの本選考について
サイバーエージェントの本選考は、インターンシップからの早期選考ルートと、通常の採用スケジュールに沿った選考ルートがあります。
同社は知名度が高く、インターネット業界を代表する企業の一つであるため、本選考もサマーインターン同様に非常に人気があり、多くの優秀な学生が応募しますよ。
ビジネス職、エンジニア職、クリエイター職など、多岐にわたる職種で採用が行われており、それぞれの専門性が求められます。
内定を勝ち取るためには、選考プロセスを理解し、しっかりと対策を練ることが不可欠です。
採用フロー
サイバーエージェントの本選考フローは、年度や応募するコース(ビジネス、エンジニア、クリエイターなど)によって大きく異なります。
以下は、一般的なビジネスコースの選考ステップの例(26卒)ですが、最新の情報や詳細は必ず公式の募集要項をご確認ください。
グループごとに複数人で課題に向き合います。
論理性、協調性、独創性の三つが選考通貨の鍵です。
選考は最終面接を合わせて5回の面接があります。
各段階の面接で、面接官(人事、現場社員、マネージャーなど)や見られる視点が変化していく可能性があります。
最終面接では、役員クラスや、入社後に配属される可能性のある部署の責任者などが担当することが多いようです。
これまでの選考で確認された能力や人物像に加え、入社への強い熱意、将来性、そしてサイバーエージェントのカルチャー(「挑戦と変化を楽しむ」など)との最終的なマッチ度が見られます。
「この人と一緒に働きたいか」という視点も重要になります。
1次選考(グループワークや初期の面接など)の通過率は公式には発表されていませんが、一部の就職活動情報サイトでは10%~20%程度ではないかと推定されています。
これは非常に狭き門であることを示しており、各ステップで高いパフォーマンスが求められます。
また、最終面接の通過率についても公式な発表はありませんが、一般的に最終面接はそれまでの選考よりも通過率が高いとされ、一部の情報サイトでは約50%程度ではないかと推測されています。
ただし、これらの数値はいずれも推定値であり、年度や状況によって変動するため、一喜一憂せず、各選考段階に全力で準備し臨むことが最も重要です。
サイバーエージェントに関してよくある質問
サイバーエージェントの社風は?
サイバーエージェントの社風は、「21世紀を代表する会社を創る」というビジョンのもと、挑戦と変化を推奨する文化が根付いていることが最大の特徴です。
若手にも積極的に大きな裁量権が与えられ、失敗を恐れずに新しいことにチャレンジすることが奨励されます。
「決断経験」を重視する採用方針からも、その姿勢がうかがえます。
成果主義・実力主義が徹底されており、年齢や社歴に関わらず、成果を出した人が評価され、重要なポジションに抜擢される機会が多くあります。
これにより、社内は常に活気があり、成長意欲の高い社員が集まっています。
また、オープンでフラットなコミュニケーションも特徴の一つです。
役職に関わらず意見交換がしやすい雰囲気があり、部署を超えた交流を促進するイベントや部活動なども盛んです。
一方で、チームワークも重視されており、目標達成に向けて協力し合う文化もあります。
総じて、スピード感のある環境で自ら考え行動し、成長したいという意欲のある人にとっては非常に刺激的で、マッチする社風と言えるでしょう。
サイバーエージェントの勤務地は?
サイバーエージェントの主な勤務地は、本社が置かれている東京・渋谷の「Abema Towers」です。
多くの事業部や機能がこの本社に集約されています。
公式HPによると、エンジニアやデザイナーは原則東京本社勤務になるようです。
その他、国内では大阪、名古屋、福岡にも主要な支社や拠点を構えており、地域に根ざした事業展開や採用活動を行っています。
さらに、アメリカ(サンフランシスコ)やベトナムなど、海外にも複数の拠点を持ち、グローバルに事業を拡大しています。
新卒で入社する場合、勤務地は採用される職種(ビジネス、エンジニア、クリエイターなど)や配属される事業部、子会社によって決定されます。
初期配属は東京本社が多い傾向にありますが、他の国内拠点や、将来的には海外拠点での勤務の可能性もあります。
働き方としては、リモートワークと出社を組み合わせたハイブリッド型が推奨されていますが、基本的には配属されたオフィスへの出社を前提とした勤務となることが多いようです。
入社後のキャリアパスの中で、本人の希望や会社の状況に応じて異動が発生することもあります。
サイバーエージェントで長期インターンできる?
サイバーエージェントでは長期インターンシップを積極的に受け入れており、大学生・大学院生を対象に通年で募集を行っています。
特に「CA Tech Kids」や「Ameba」「AbemaTV」など多くの事業部で長期インターン生を募集しており、実務経験を積む絶好の機会となっています。
長期インターンの勤務形態は週2〜3日、1日4〜8時間程度が一般的で、学業と両立しながら参加可能です。
職種はエンジニア、デザイナー、マーケティング、営業、企画など多岐にわたり、実際のプロジェクトに携わることができます。
時給は1,200円〜1,500円程度からスタートし、スキルや貢献度に応じて昇給する仕組みです。
長期インターン経験者は本選考でのアドバンテージがあり、インターン中の評価が高ければ早期内定につながることも。
また、インターン期間中に社員や他のインターン生との人脈を築くことができ、就職活動においても貴重な情報源となります。
募集情報は公式サイトやSNS、就活サイトなどで随時公開されているので、興味のある方はチェックしてみましょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、サイバーエージェントがやばいのかどうかや潰れそうなのか、顔採用の実態や就職難易度、採用大学や平均年収、初任給などについて詳しく解説しました。
改めて結論ですが、サイバーエージェントは全くやばくありません!
東洋経済ONLINEによるとサイバーエージェントの入社難易度は58.4、学歴フィルターはありません。
多くの学生から人気を誇るサイバーエージェントへ内定するためには、適切な就職活動の対策を行うことが必須でしょう。
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運営者情報
「U-inTern」は、認可情報と届出受理番号(51ー募ー001157)を持つ株式会社TENRYUが運営しています。
会社名 | 株式会社TENRYU |
URL | https://u-intern.com/kaisyagaiyou |
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法人番号 | 1011001159930 |
設立日 | 2024年2月6日 |
代表者 | 福本 天 |
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許認可 | 特定募集情報等提供事業者 届出受理番号(51ー募ー001157) |