
キーエンスは、日本の大手精密機器メーカーで、主に工場の自動化に関するセンサー、測定器、画像処理システムを開発・販売しています。技術革新と利益率の高さが特徴です。
就活市場においても大きな人気を博すキーエンスへの就職を望む学生も少なくないでしょう。
2024年3月の有価証券報告書によると、キーエンスの平均年収は2067万730円と記載されています。
この記事では、キーエンスの年収について年代別でご紹介するだけでなく、就職難易度や離職率、採用・出身大学について解説します!
キーエンスがブラック企業なのかということについても記事の最後で言及していますので、最後までお読みください!
長期インターンを探すなら、U-inTern(ユーインターン)がおすすめ!長期インターン経験豊富な現役学生アドバイザーが、同じ学生目線で企業の探し方や面接対策までサポートします。
\ ハイキャリアへ導く長期インターン求人サイト /
キーエンスの年収は?

記事の冒頭でもご紹介したように、有価証券報告書(2024年3月)によるキーエンスの平均年収は2067万730円です。
また、以下に直近10年間の平均年収と平均年齢を記載しました。
過去10年間で、1600万円を下回ることはなく非常に高い水準で推移していると言えます。また、平均年収が2000万円を超える年度も存在することは就活生にとって大きく期待できるポイントでしょう。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年度 | 2067万730円 | 35.2歳 |
2022年度 | 2279万3975円 | 35.8歳 |
2021年度 | 2182万7204円 | 36.1歳 |
2020年度 | 1751万7949円 | 35.8歳 |
2019年度 | 1839万2309円 | 35.6歳 |
2018年度 | 2110万6666円 | 35.8歳 |
2017年度 | 2088万5270円 | 35.9歳 |
2016年度 | 1861万7851円 | 36.1歳 |
2015年度 | 1777万822円 | 36.1歳 |
2014年度 | 1648万5728円 | 35.6歳 |
キーエンスの年代・役職別の年収
ここからは、キーエンスの年代・役職別の年収をご紹介します。
キーエンスでは、クラスと呼ばれる独自の階級性が設けられその階級によって基本給が変動します。
下から順に「2B」「3B」「4B」「5B」「6M」「7M」「8M」という7つです。
キーエンスにおける階級と年収のイメージは下記の表をご覧ください。
階級 | 想定年収 | 年次・年齢 |
---|---|---|
2B | 600~700万円 | 1年目 |
3B | 900~1100万円 | 2~3年目 |
4B | 1200~1500万円 | 3~6年目 |
5B | 1800~2400万円 | 6年目~ |
6M | 2500~3000万円 | 9年目~ |
7M | 3000~4000万円 | 15年目~ |
8M | 4000万円~ | 実力次第 |
各年代や階級別の年収についてそれぞれ詳しく解説していきます。
(実力による昇進が多く存在するため、あくまでも平均的な年収の目安としてご覧ください。)
キーエンスの年収|新卒1年目
キーエンスにおける新卒1年目の年収は、公式サイトによると修士了で27万0000円、学部卒で25万0000円(基本給のみ)と記載されています。
これに賞与が年4回支給され、この賞与が実に年収の6~7割を占めるようです。
そのため、キーエンスにおける新卒1年目の年収は合計で600~700万円でしょう。
キーエンスの年収|20代前半から20代半ばまで
キーエンスにおける20代前半から20代半ばまでの年収は、階級で言えば「3B」にあたるため900~1100万円です。
「3B」には年功序列で昇進することが可能で、20代半ばから後半にかけて年収1000万円に到達する同期が出てきます。
また、直属の上司によって人事評価によって行われます。
結果主義のキーエンスです、若手の間はKPIの達成度やプロセスも評価に大きく関係するようです。
キーエンスの年収|30歳前後
キーエンスにおける30歳前後の場合の年収は、階級で言えば「4B」にあたるため1200~1500万円です。
「4B」も同様に年功序列で昇進することが可能です。大半の人が30代で年収1000万に到達することがキーエンスの特徴でしょう。
キーエンスの年収|30代半ば以降
キーエンスにおける30代半ば以降の場合の年収は、階級で言えば「5B」にあたるため1800~2400万円です。
「5B」がキーエンスにおける平社員ということになり、ここまでほぼ全員が昇進します。
ここまで昇進すれば、キーエンスの平均年収ほどの給与がもらえるようですね。
キーエンスの年収|40歳以降
キーエンスにおける40歳以降の年収は、階級で言えば「6M」「7M」もしくは「8M」にあたるため2500万円~です。
キーエンスでは「6M」以上が管理職となり、ここからは実力に応じて昇進していきます。
年収2500万円以上もらえるのであれば、多少の激務もいとわず就活生の応募が集まるのもよくわかります。
キーエンスの離職率・平均勤続年数について

ここからはキーエンスの離職率・平均勤続年数についてご紹介します。
有価証券報告書(2024年3月)によるキーエンスの平均勤続年数は11.5年で、新卒採用サイトによるキーエンスの離職率は過去5年で5%前後だそうです。
また、以下に直近10年間の平均勤続年数を記載しました。
全体を通して平均勤続年数が12年前後と非常に低い水準のように見えますが、これは「事業規模の拡大とともに積極採用をしてきた結果、直近10年以内に採用した人の比率が40%を超えているから」と新卒採用サイトに記載されていました。
決して直ぐに社員が辞めていくことが理由ではないようですね。
年度 | 平均勤続年数 |
---|---|
2023年度 | 11.5年 |
2022年度 | 12.1年 |
2021年度 | 12.2年 |
2020年度 | 12.5年 |
2019年度 | 12.0年 |
2018年度 | 12.1年 |
2017年度 | 12.2年 |
2016年度 | 12.4年 |
2015年度 | 12.4年 |
2014年度 | 11.8年 |
キーエンスの入社・就職難易度について

次に、キーエンスの入社・就職難易度についてご紹介します。
東洋経済ONLINEの「入社が難しいトップ企業ランキング」で、キーエンスは128位・入社難易度は59.2とされています。
1位であるマッキンゼー・アンド・カンパニの入社難易度が68.9であることを考えると、最難関と言えるほどの水準ではありませんが、十分に難関企業と呼べるような数字ですね。
キーエンスの入社難易度が高い理由として、日本企業の中でもトップクラスの給与水準によって競争が激しいことや、結果主義の文化が強く優秀な人材が重視されるということが挙げられます。
また、ワンキャリアの「東大・京大就職人気企業ランキング」によるとキーエンスは27位にランクインしており、日本のトップ層である東大・京大生からの志望が集まっていることも就職難易度を押し上げる理由といえるでしょう。
キーエンスの採用人数・応募人数について
マイナビによると、キーエンスの新卒採用人数は2023年で360名となっています。
以下に、過去3年間の男女それぞれの採用人数を記載しました。
年度 | 男性の新卒採用者数 | 女性の新卒採用者数 | 合計 |
---|---|---|---|
2022年度 | 260人 | 20人 | 280人 |
2021年度 | 143人 | 11人 | 154人 |
2020年度 | 209人 | 23人 | 232人 |
また、リクナビ2025における「気になる」の総数が27355件であることから、キーエンスの新卒採用倍率は100倍前後と想定されます。
非常に高い倍率ではありますが、適切な選考対策を行うことで他の志願者を出し抜き内定を勝ち取りましょう!
就職活動において近年高く評価されているのが、実際の企業で学生のうちから働く経験を積める『長期インターン』です。実際に、東大・早慶など関東の上位層とされる大学生のうち長期インターンを経験する方が増加しています。
一方で、大学生全体の長期インターン参加率は3%と言われているため、希少性という面でも就職活動において大きなアドバンテージとなります。
就職活動前に長期インターンを始めることで、選考中のガクチカやアピールポイントとして使うことができるため、就活に不安を感じる方は参加することを強くオススメします!
\ ハイキャリアへ導く長期インターン求人サイト /
ハイキャリアを目指す学生に向けた求人が充実!
長期インターン求人サイトU-inTern(ユーインターン)

U-inTern(ユーインターン)はハイキャリアを目指す学生に向けた、長期インターンの求人サイトです。学生が学業以外で熱中できる場を提供するため、成長環境として魅力的な企業様の求人を多数掲載しています!
さらに、長期インターン無料相談サポートも実施中!
無料相談に参加した学生の長期インターン内定率は100%ですので、是非ご活用ください!
キーエンスの採用・出身大学について

ここからはキーエンスの採用・出身大学についてご紹介します。
マイナビによると、キーエンスの採用・出身大学は以下のようになっています。
<大学院>
青山学院大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都女子大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、神戸市外国語大学、神戸女学院大学、駒澤大学、埼玉大学、滋賀大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、徳島大学、同志社大学、同志社女子大学、名古屋大学、名古屋工業大学、奈良先端科学技術大学院大学、南山大学、日本大学、一橋大学、兵庫県立大学、広島大学、福島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学、鹿児島大学
<大学>
青山学院大学、愛媛大学、大阪大学、大阪市立大学、大阪府立大学、岡山大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、九州大学、京都大学、京都工芸繊維大学、京都産業大学、京都女子大学、近畿大学、慶應義塾大学、甲南大学、神戸大学、神戸市外国語大学、神戸女学院大学、駒澤大学、埼玉大学、滋賀大学、首都大学東京、上智大学、成蹊大学、成城大学、西南学院大学、専修大学、千葉大学、中央大学、筑波大学、電気通信大学、東京大学、東京外国語大学、東京工業大学、東京農工大学、東京理科大学、東北大学、東洋大学、徳島大学、同志社大学、同志社女子大学、名古屋大学、名古屋工業大学、南山大学、日本大学、一橋大学、兵庫県立大学、広島大学、福島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜国立大学、横浜市立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学
これを見る限り、キーエンスには学歴フィルターがないということが分かります。
一方で、大学通信ONLINEによると、キーエンスの採用・出身大学ランキングは以下のようになっています。
このランキングから、ある程度は選考の中で学歴を重視していることも事実だといえるでしょう。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 慶應義塾大学 | 31人 |
2位 | 早稲田大学 | 30人 |
3位 | 明治大学 | 21人 |
4位 | 関西学院大学 | 16人 |
5位 | 同志社大学 | 13人 |
6位 | 立教大学 | 12人 |
7位 | 東京工業大学 | 11人 |
法政大学 | 11人 | |
立命館大学 | 11人 | |
8位 | 東京大学 | 8人 |
大阪大学 | 8人 |
キーエンスはブラック企業なの?

最後に、キーエンスはブラック企業かということについて解説します。
東洋経済ONLINEによると、キーエンスは21時30分でオフィスの照明が切られるため、どんなに遅くても残業は21時30分までだそう。
また、業務使用する携帯電話の持ち帰りは禁止で、家で残業することもないそうです。
その中に記載されているキーエンスに対する口コミとして、以下のようなものがありました。
「最近は働き方改革の流れもあるのか、有休取得を勧められることもある」
(関東地方配属/20代社員)
「社外の人と話していると高い年収をもらっているのだから、ブラック企業なのだろうと固定観念を持つ人が多い」
(キーエンスOB)
実際の平均残業時間はどうなっているのでしょうか。
OpenWorkによれば、キーエンスの平均残業時間は57.4時間とのことです。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、一般労働者の月平均残業時間13.8時間であり、比較すると非常に高い水準です。
これらを総合的に判断した結果、キーエンスは圧倒的な高年収と引き換えに激務が課されるため捉え方によってはブラック企業であると言えそうです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、キーエンスの年収・入社難易度・離職率、採用・出身大学などについて詳しく解説しました。
改めて結論ですが、有価証券報告書(2024年3月)によるとキーエンスの平均年収は2067万730円、平均勤続年数は11.5年です。
多くの学生から人気を誇るキーエンスへ内定するためには、適切な就職活動の対策を行うことが必須でしょう。
長期インターンでの経験は即戦力であることやその行動力を評価されることで、就職活動において有利に働くとして近年注目されています。
キーエンスのほか、精密機器を取り扱うメーカーはたくさんあります。
他メーカーの就職難易度も知りたい方は、【最新版】メーカーの就職偏差値ランキング | 文理別の難易度もチェックしてみてくださいね。
充実した学生生活と将来のキャリア形成のために、長期インターンという選択肢を真剣に考えてみてください。
U-inTernでは、事前審査をクリアした信頼できる長期インターン求人だけを扱っています。ぜひ利用してみてください!
自分に合ったインターンを選んで、充実した学生生活を送りましょう!
\ ハイキャリアへ導く長期インターン求人サイト /
ハイキャリアを目指す学生に向けた求人が充実!
長期インターン求人サイトU-inTern(ユーインターン)

U-inTern(ユーインターン)はハイキャリアを目指す学生に向けた、長期インターンの求人サイトです。学生が学業以外で熱中できる場を提供するため、成長環境として魅力的な企業様の求人を多数掲載しています!
さらに、長期インターン無料相談サポートも実施中!
無料相談に参加した学生の長期インターン内定率は100%ですので、是非ご活用ください!
運営者情報
「U-inTern」は、認可情報と届出受理番号(51ー募ー001157)を持つ株式会社TENRYUが運営しています。
会社名 | 株式会社TENRYU |
URL | https://u-intern.com/kaisyagaiyou |
本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C |
法人番号 | 1011001159930 |
設立日 | 2024年2月6日 |
代表者 | 福本 天 |
事業内容 | 長期インターン求人サイト「U-inTern」の運営 |
許認可 | 特定募集情報等提供事業者 届出受理番号(51ー募ー001157) |