双日は、日本を代表する総合商社の一つで、エネルギー、金属資源、化学品、インフラ、消費財など、さまざまな事業分野でグローバルに展開している企業です。
多様なビジネスモデルと強力なネットワークを活かし、国内外で幅広いプロジェクトを手掛けています。
就活市場においても大きな人気を博す双日への就職を望む学生も少なくないでしょう。
東洋経済ONLINEによると、双日の就職難易度はマッキンゼーの68.9に対して61.4とされています。
この記事では、双日の年収について年齢別でご紹介するだけでなく、就職難易度や離職率、採用・出身大学について解説します!
双日がブラック企業なのかということについても記事の最後で言及していますので、最後までお読みください!
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双日ってどんな会社?
双日は、総合商社として世界中で多岐にわたる事業を展開している企業で、エネルギー、金属資源、化学品、インフラ、消費財などさまざまな分野において活動しているのが特徴です。
特に、インフラ開発や農業関連ビジネス、航空機リース事業など、成長が期待される分野にも力を入れています。
また、グローバル展開を重視し、海外市場でのビジネス拡大に積極的に取り組んでいます。
会社名 | 双日株式会社 |
設立日 | 2003年4月1日 |
資本金 | 1603億3900万円 |
時価総額 | 7317億円(2024年10月現在) |
従業員数 | 単体 :2,620名 連結 :23,069名 |
平均年収 | 1247万1658円(2024年3月現在) |
新卒採用人数 | 総合職:87人(2023年度) 事務職:21人(2023年度) |
双日の入社・就職難易度について
まずは、双日の入社・就職難易度についてご紹介します。
冒頭でも紹介したように、東洋経済ONLINEの「入社が難しいトップ企業ランキング」で、双日は41位・入社難易度は61.4とされています。
1位であるマッキンゼー・アンド・カンパニの入社難易度が68.9であることを考えると、非常に高い数字ですね。
双日の入社難易度が高い理由として、グローバルなビジネス展開に対応できる高度な語学力や、多様な事業分野における専門的な知識やビジネススキルが求められるということが挙げられます。
さらに、商社特有のプロジェクトマネジメント能力や交渉力が重要視され、これらを持つ人材が求められることも難易度を上げる要因となっています。
双日の離職率・平均勤続年数について
次に、双日の離職率・平均勤続年数についてご紹介します。
有価証券報告書(2024年3月)による双日の平均勤続年数は15.4年で、双日公式HP「社会性データ」による双日の離職率は4.3%です。
また、以下に直近10年間の平均勤続年数を記載しました。
2023年度はやや落ちていますが、過去10年間の傾向を見ると、平均勤続年数が15年台を維持しており、ある程度安定した水準にあると言えます。
これは、双日が長期的に社員の定着を図る環境を整えていることの表れであり、平均年収の上昇傾向とも関連性があるでしょう。
勤続年数が長い社員が多いことは、キャリアの成長とともに会社への忠誠心や働きやすさが高いことを示している可能性もあります。
年度 | 平均勤続年数 |
---|---|
2023年度 | 15.0年 |
2022年度 | 15.4年 |
2021年度 | 15.4年 |
2020年度 | 15.4年 |
2019年度 | 15.8年 |
2018年度 | 15.8年 |
2017年度 | 16.0年 |
2016年度 | 15.4年 |
2015年度 | 15.4年 |
2014年度 | 15.4年 |
双日の採用人数・応募人数について
双日公式HP「社会性データ」によると、双日の新卒採用人数は、総合職:87人、事務職:21人(2023年度)となっています。
以下に、直近3年間の男女それぞれの採用人数を記載しました。
男性と女性の比率は年度によって異なりますが、近年はほぼ均等に近い採用が行われていると言えます。
例えば、2023年度は女性の採用者数が男性を上回っており、これは双日が多様性を重視した採用を進めている表れでしょう。
年度 | 男性の新卒採用者数 | 女性の新卒採用者数 | 合計 |
---|---|---|---|
2023年度 | 39人 | 51人 | 90人 |
2022年度 | 47人 | 39人 | 86人 |
2021年度 | 60人 | 57人 | 117人 |
2020年度 | 68人 | 58人 | 126人 |
また、リクナビのプレエントリーリスト登録数が6903人であるため、双日の新卒採用倍率は60~80倍と想定されます。
非常に高い倍率ではありますが、適切な選考対策を行うことで他の志願者を出し抜き内定を勝ち取りましょう!
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一方で、大学生全体の長期インターン参加率は3%と言われているため、希少性という面でも就職活動において大きなアドバンテージとなります。
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双日の採用・出身大学について
ここからは双日の採用・出身大学についてご紹介します。
マイナビによると、双日の採用・出身大学は以下のようになっています。
<大学>
青山学院大学、大阪市立大学、大阪大学、関西学院大学、関西大学、九州大学、京都大学、慶應義塾大学、神戸大学、神戸市外国語大学、国際基督教大学、首都大学東京、上智大学、中央大学、筑波大学、東京外国語大学、東京大学、東京理科大学、東京工業大学、同志社大学、東北大学、名古屋大学、一橋大学、広島大学、法政大学、北海道大学、明治大学、横浜市立大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、早稲田大学、北九州市立大学、岡山大学、山口大学、小樽商科大学、千葉大学、金沢大学、学習院大学、和歌山大学
<海外>
サウスアラバマ大学、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校、オレゴン州立大学、カリフォルニア大学ロサンゼルス校、ニューヨーク州立大学ジェネセオ校、ソウル大学、The Hong Kong University of Science and Technology、イリノイ大学、San Francisco State University、University of Oxford、The University of Hong Kong、University of Nottingham、ブリティッシュコロンビア大学、National University of Shingapare、Shanghai University of International Business and Economics、オレゴン大学、カリフォルニア州オレンヂコースト大学、Universitas Gadjah Mada、The Hong Kong University of Science and Technology、NEOMA Business School、ニューヨーク州立大学ストーニーブルック校 等
これを見る限り、双日には学歴フィルターがないということが分かります。
一方で、大学通信ONLINEによると、双日の採用・出身大学ランキングは以下のようになっています。
このランキングから、ある程度は選考の中で学歴を重視していることも事実だといえるでしょう。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 11人 |
2位 | 慶應義塾大学 | 10人 |
3位 | 北海道大学 | 6人 |
4位 | 東北大学 | 5人 |
4位 | 東京大学 | 5人 |
6位 | 京都大学 | 4人 |
6位 | 九州大学 | 4人 |
6位 | 中央大学 | 4人 |
6位 | 明治大学 | 4人 |
6位 | 立教大学 | 4人 |
6位 | 同志社大学 | 4人 |
双日の年収は?
年収についてですが有価証券報告書(2024年3月)によると、双日の平均年収は1247万1658円と記載されています。
また、以下に直近10年間の平均年収と平均年齢をしました。
過去10年間で、1000万円を下回ることはなく非常に高い水準で推移していると言えます。
また、特に2023年度には過去最高の1247万円に達しており、年々安定した成長が見られます。全体として、年収はほぼ一定の高い水準を維持しつつ、近年はさらに上昇傾向が見られる点が特徴です。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年度 | 1247万1658円 | 41.4歳 |
2022年度 | 1208万4855円 | 41.7歳 |
2021年度 | 1038万2838円 | 41.8歳 |
2020年度 | 1095万8725円 | 41.5歳 |
2019年度 | 1154万6390円 | 41.7歳 |
2018年度 | 1139万763円 | 41.9歳 |
2017年度 | 1103万788円 | 41.9歳 |
2016年度 | 1090万3193円 | 42.2歳 |
2015年度 | 1095万4766円 | 42.4歳 |
2014年度 | 1067万6949円 | 42.3歳 |
双日における新卒1年目の年収
双日における新卒1年目の基本給は、公式サイトによると、総合職では修士了で34万円、大学卒で30万5千円と記載されています。
これに賞与が年2回支給されるため、双日における新卒1年目の年収は合計で400~450万円でしょう。
職種 | 基本給 |
---|---|
総合職 | 修士了:34万円/月 大学卒:30万5000円/月 |
事務職 | 修士了:23万900円/月 大学卒:23万900円/月 |
双日における年齢別の年収
ここから、各年齢や階級別の年収についてそれぞれ詳しく解説していきます。
(実力による昇進が多く存在するため、あくまでも平均的な年収の目安としてご覧ください。)
新卒で双日へ入社し、平均的なキャリアを送った場合の年齢別の年収をまとめました。(残業代・賞与も含む)
双日では、30代後半で年収1000万円に到達するキャリアパスが整っています。
国内勤務では住宅手当などの追加手当は支給されないものの、基本給が安定しており、福利厚生も充実しています。
さらに、海外駐在に就くと、スタッフ加算やハードシップ手当などが支給され、若手でも年収が倍になる場合があるため、海外経験を積むことで大幅な収入アップが期待できます。
こうした待遇により、社員にとって国内外でのキャリア成長の選択肢が広がっています。
年齢 | 年収 |
---|---|
25歳 | 400~600万円 |
30歳 | 650~1000万円 |
35歳 | 1100~1300万円 |
40歳 | 1300~1500万円 |
45歳 | 1500万円~ |
50歳 | 評価に応じて |
双日における階級別の年収
双日における階級別の年収もご紹介します。
双日では、独自の階級性が設けられその階級によって基本給が変動します。
下から順に「役職なし」「課長代理」「課長」「部長」という4つです。
双日における階級と年収のイメージは下記の表をご覧ください。
階級 | 想定年収 | 年次・年齢 |
---|---|---|
役職なし | 400~1300万円 | 1~10年目 |
課長代理 | 1300~1500万円 | 10~15年目 |
課長 | 1500~1700万円 | 評価に応じて |
部長 | 1800万円~ | 評価に応じて |
双日の昇進は、明確な成果評価と業績に基づく評価制度によって進められています。
双日の評価制度では、S、A、AB、B、BC、Cのランクが設定され、年に一度の評価が実施されます。
評価結果は翌年の昇格やボーナス額に直結し、高い成果を出した社員には2ランクの昇格も可能な点が特徴です。
また、各期初に設定された目標を定量、定性、人物面から評価し、その成果に基づいて給与や昇進が決まる成果主義が基本です。
特に、業績を明確に残した社員は早い昇進が期待できる一方で、部ごとの相対評価も行われるため、上司や経営層の支持も昇進に影響を与えることがあります。
双日はブラック企業なの?
最後に、双日はブラック企業かということについて解説します。
双日公式HPによると、双日株式会社は、経済産業省と東京証券取引所が共同で選定する「健康経営銘柄2024」に選ばれました。
この健康経営銘柄は、東京証券取引所の上場企業の中から、従業員の健康管理を経営戦略の一環として積極的に推進している企業を評価し選定するものです。双日は2021年以来、今回で2度目の選定となります。
また、双日は経済産業省と日本健康会議が共同で実施する「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)ホワイト500」にも、2年連続で5度目の認定を受けています。
さらに、openworkに記載されている双日に対する口コミとして、以下のようなものがありました。
「コアタイムなしのため、昼過ぎに帰って、家で仕事することもできる。産休も取りやすく、やる気のある人はバリバリ働いている。女性の部長もいる5大商社に比べてマーケットからのプレッシャーがそれほど強くないことと、働きやすさや法令遵守に対して積極的に取り組む姿勢をステークホルダーにアピールして優良企業を印象付ける目的もあり、10年前に比べると格段に働きやすくなった。昔は有休は20日付与の中で年に2-3日の取得、それに夏休み5日を取得するイメージだったが、今では夏休み5日の取得100%は言うまでもなく、年間12日間の有休消化を目標として会社が推奨して、順守している部署も多いように感じる。」
(営業/30代後半女性/新卒入社/2022年度)
実際の平均残業時間はどうなっているのでしょうか。
双日公式HPの「キーワードで知る働きやすさ」によれば、同社の平均残業時間は22時間で、ワークライフバランスを取りやすい環境が整っています。
さらに、1日の勤務時間は7時間15分と、一般的な8時間勤務の会社と比較しても短く、実質的な残業時間は、公式の平均残業時間22時間から、この16.5時間を引いた5.5時間程度と推定されます。これにより、他社と比較して非常に少ない残業時間と考えられ、働きやすさが際立つ職場環境であることが伺えます。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、一般労働者の月平均残業時間13.8時間であり、比較すると5.5時間はそれよりも少ないと言えるでしょう。
これらを総合的に判断した結果、双日はホワイト企業であると言えそうです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、双日の入社難易度・離職率・年収、採用・出身大学などについて詳しく解説しました。
改めて結論ですが、東洋経済ONLINEによると双日の入社難易度は61.4、学歴フィルターはありません。
多くの学生から人気を誇る双日へ内定するためには、適切な就職活動の対策を行うことが必須でしょう。
長期インターンでの経験は即戦力であることやその行動力を評価されることで、就職活動において有利に働くとして近年注目されています。
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運営者情報
「U-inTern」は、認可情報と届出受理番号(51ー募ー001157)を持つ株式会社TENRYUが運営しています。
会社名 | 株式会社TENRYU |
URL | https://u-intern.com/kaisyagaiyou |
本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C |
法人番号 | 1011001159930 |
設立日 | 2024年2月6日 |
代表者 | 福本 天 |
事業内容 | 長期インターン求人サイト「U-inTern」の運営 |
許認可 | 特定募集情報等提供事業者 届出受理番号(51ー募ー001157) |