日本郵船は、日本を代表する総合海運会社で、コンテナ船や液化天然ガス(LNG)輸送、物流倉庫事業、さらにはクルーズ船運営など、多岐にわたる事業を展開しています。
その長い歴史と高い信頼性を基盤に、世界規模の物流サービスを提供し、環境に配慮した経営や革新的な技術導入にも積極的に取り組んでいます。
就活市場においても大きな人気を博す日本郵船への就職を望む学生も少なくないでしょう。
有価証券報告書(2023年度)によると、日本郵船への就職はエリートとされています。
この記事では、日本郵船への就職はエリートなのかや人事が可愛いのかについてご紹介するだけでなく、就職難易度や採用大学についても解説します!
日本郵船がブラック企業なのかということについても記事の最後で言及していますので、最後までお読みください!
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日本郵船ってどんな会社?
日本郵船は、日本を代表する総合海運会社で、世界中で物流サービスを提供しています。強みは、長い歴史に裏打ちされた高い信頼性とグローバルなネットワークで、海上輸送だけでなく陸上輸送や航空輸送にも幅広く対応しています。また、環境への配慮や先進的な技術の導入にも積極的に取り組み、持続可能な物流を目指しています。
事業は、コンテナ船、液化天然ガス(LNG)輸送、物流倉庫事業、さらにはクルーズ船運営など多岐にわたります。その多角的な事業展開により、安定した成長を実現しています。
社風は、伝統を重んじつつも新しい挑戦を歓迎する柔軟さが特徴で、社員一人ひとりが国際的な視点で活躍できる環境が整っています。チームワークを重視しつつも、個々の専門性や自主性が尊重される風通しの良い職場です。
会社名 | 日本郵船株式会社 |
本社 | 〒100-0005 東京都千代田区丸の内二丁目3番2号 郵船ビル |
創立日 | 明治18年(1885年)9月29日 |
資本金 | 144,319,833,730円 |
時価総額 | 2兆4004億27百万円(2025年1月現在) |
従業員数 | 35,243名 |
平均年収 | 1378万8290円 |
新卒採用人数 | 62人(2023年度) |
日本郵船への就職はエリート?すごい?
日本郵船への就職はエリートと言えます!
日本郵船は、東洋経済ONLINEの「入社が難しいトップ企業ランキング200社」で29位・入社難易度は61.9とされています。また、新卒採用人数も62名(2023年度)と非常に狭き門であることから、就職はエリートと言えるでしょう。
また、同社はグローバルに展開する総合海運会社であり、高い年収水準や充実した福利厚生、業界をリードするビジネスモデルを持つ点で、多くの学生や転職者から憧れの存在とされています。
以下で、日本郵船の就職事情をさらに詳しく解説します!
日本郵船の入社・就職難易度について
日本郵船の入社・就職難易度についてご紹介します。
冒頭でも紹介したように、東洋経済ONLINEの「入社が難しいトップ企業ランキング」で、日本郵船は29位・入社難易度は61.9とされています。
1位であるマッキンゼー・アンド・カンパニの入社難易度が68.9であることを考えると、十分に難関企業と呼べるような数字ですね。
日本郵船の入社が難しい理由としては、応募者数に対して採用枠が非常に限られていることや、日本国内で海運業界の売上高ランキング1位を誇る同社の圧倒的なブランド力が挙げられます。
日本郵船の採用・出身大学について
ここからは日本郵船の採用・出身大学についてご紹介します。
就職四季報2025~2026年版によると、日本郵船の採用・出身大学は以下のようになっています。
<大学院>
東大,北大,東大,東北大,大阪大,横国大,九大,早大,大阪公大
<大学>
早大,慶大,東大,一橋大,京大,阪大,上智大,津田塾大,滋賀大,立命館大,筑波大,明大,立教大,ICU,東工大,神戸大,他
就職四季報2025~2026年版によると、日本郵船の採用・出身大学ランキングは以下のようになっています。
このランキングから、日本郵船には学歴フィルターがあることがわかりますね。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 13人 |
2位 | 慶應義塾大学 | 12人 |
3位 | 東京大学 | 5人 |
4位 | 大阪大学 | 3人 |
一橋大学 | ||
6位 | 京都大学 | 2人 |
北海道大学 | ||
上智大学 | ||
津田塾大学 |
日本郵船の採用人数・採用倍率について
日本郵船「ESG経営」によると、日本郵船の新卒採用人数は62名(2023年度)となっています。
以下に、直近3年間の男女それぞれの採用人数を記載しました。
2023年度は採用人数が前年から増加しており、女性の採用も前年に比べて大きく増えています。
日本郵船が多様性を重視した採用を進めていることがうかがえますね。
リクナビのプレエントリー候補リスト登録人数が3475名であることから、日本郵船の採用倍率は60倍前後であることがわかりますね。
年度 | 男性の新卒採用者数 | 女性の新卒採用者数 | 合計 |
---|---|---|---|
2023年度 | 44人 | 18人 | 62人 |
2022年度 | 46人 | 10人 | 56人 |
2021年度 | 41人 | 13人 | 54人 |
就職活動において近年高く評価されているのが、実際の企業で学生のうちから働く経験を積める『長期インターン』です。実際に、東大・早慶など関東の上位層とされる大学生のうち長期インターンを経験する方が増加しています。
一方で、大学生全体の長期インターン参加率は3%と言われているため、希少性という面でも就職活動において大きなアドバンテージとなります。
就職活動前に長期インターンを始めることで、選考中のガクチカやアピールポイントとして使うことができるため、就活に不安を感じる方は参加することを強くオススメします!
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日本郵船の人事はかわいい?
筆者の友人が日本郵船の面接を受けた経験があるのですが、その友人によると、担当してくれた人事の方が「とてもかわいらしい雰囲気」だったとのことです(笑)。
面接の内容自体はもちろん真剣そのもので、質問も的確だったそうですが、その中で見せた表情や仕草、さらには言葉の使い方に「かわいらしさ」を感じたようです。
友人いわく、「厳しい質問もあったけれど、相手の優しい雰囲気や親しみやすさのおかげで、リラックスして話せた」とのこと。
おそらく日本郵船では、求職者にとってストレスが少ない面接環境を作るように工夫されているのかもしれませんね。
日本郵船のような大手企業で働く人事担当者だからこそ、プロフェッショナルでありながらも親しみやすい対応ができるのでしょう!
日本郵船の年収・ボーナスは?
年収についてですが有価証券報告書(2023年度)によると、日本郵船の平均年収は1378万8290円と記載されています。
ボーナスは業績により振れ幅が大きく、年間4.5ヶ月分から13ヶ月分の支給実績があります。
陸上職と海上職で差はなく、不況時でも4ヶ月以上支給された実績があり、年収に占める割合が高いです。
また、以下に直近10年間の平均年収を記載しました。
過去10年間で平均年収が900万円を下回ることはなく、非常に高い水準で推移しています。
特に直近の2023年度では約1,378万円と過去10年間で最高額を記録していることがわかりますね。
日本郵船の年収は、安定した収益基盤とグローバルな事業展開の成果を反映しており、特に近年の成長が顕著です。
コロナ禍以降の海運業界の需要増加が影響した可能性も考えられます。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2023年度 | 1378万8290円 |
2022年度 | 1322万2082円 |
2021年度 | 1082万568円 |
2020年度 | 955万90円 |
2019年度 | 934万8060円 |
2018年度 | 958万798円 |
2017年度 | 971万6117円 |
2016年度 | 1035万8726円 |
2015年度 | 1036万8297円 |
日本郵船における初任給
公式サイトによると、日本郵船における新卒1年目の基本給は、修士了で343,700円、大学卒で323,300円と記載されています。
これに賞与(ボーナス)が年1回(4月)支給されるため、日本郵船における新卒1年目の年収は合計で500万円前後でしょう。
職種 | 基本給 |
---|---|
陸上職事務系 | 修士了・大学卒:323,300円/月 |
陸上職技術系 | 修士了:343,700円/月 大学卒:323,300円/月 |
海上職 | 修士了・大学卒:323,300円/月 |
日本郵船における年齢別の年収
ここから、各年齢や階級別の年収についてそれぞれ詳しく解説していきます。
(実力による昇進が多く存在するため、あくまでも平均的な年収の目安としてご覧ください。)
OpenWorkのデータを元に、新卒で日本郵船へ入社し、平均的なキャリアを送った場合の年齢別の年収をまとめました。(残業代・賞与も含む)
日本郵船では、約35歳で年収1,000万円に到達する給与水準となっています。
ボーナスは業績に応じて大きな振れ幅があり、年間で4.5ヶ月分から13ヶ月分の支給実績があります。
陸上職と海上職でボーナスの支給額に差はなく、不況時でも4ヶ月以上支給された実績があるため、年収に占める割合が非常に高い点が特徴です。
年齢 | 年収 |
---|---|
25歳 | 500~900万円 |
30歳 | 650~1200万円 |
35歳 | 700~1400万円 |
40歳 | 800~1500万円 |
日本郵船の離職率・平均勤続年数について
日本郵船の離職率・平均勤続年数についてご紹介します。
有価証券報告書(2023年度)による日本郵船の平均勤続年数は13.9年で、日本郵船「ESG経営」による日本郵船単体の自己都合離職率は1.4%です。
また、以下に直近10年間の平均勤続年数を記載しました。
日本郵船の平均勤続年数はここ10年間で13年~14年の範囲に収まっており、比較的安定した数値を維持しています。
このことから、社員が長期にわたって働き続ける環境が整っていることがわかりますね。
年度 | 平均勤続年数 |
---|---|
2023年度 | 13.9年 |
2022年度 | 14.2年 |
2021年度 | 13.8年 |
2020年度 | 14.1年 |
2019年度 | 14.1年 |
2018年度 | 14.3年 |
2017年度 | 13.8年 |
2016年度 | 13.6年 |
2015年度 | 13.9年 |
日本郵船はブラック企業なの?
最後に、日本郵船はブラック企業かということについて解説します。
公式HPによると、日本郵船は2019年に「健康経営優良法人~ホワイト500~」に3年連続認定されています。
また、日本郵船公式HPによると、経済産業省と日本健康会議が共同で実施する健康経営優良法人認定制度「健康経営優良法人2024(大規模法人部門)」に8年連続で認定されました。
さらに、OpenWorkに記載されている日本郵船に対する口コミとして、以下のようなものがありました。
日本郵船は職種ごとに異なる働き方があるものの、いずれも社員のライフスタイルに配慮した柔軟な制度が整っており、評判が良いことが分かりますね。
「ワークライフバランスに優れており、フレックス出社・退社、中抜け、有給取得等比較的自由に可能。業務も時期的に忙しくなる時期以外は大体フロアから20時前には人がいなくなるイメージ。標準労働時間が7時間なので、残業時間は多くうつる。」
(営業/20代後半男性/新卒入社/2023年度)
「5〜6ヶ月乗船の後、短くても3ヶ月以上休暇を頂けるのは大変モチベーションになる。 男性船員であっても積極的に育児休暇を取得する人が多い印象である。 男性だと6ヶ月程度育児休暇を取得する人が多い印象である。」
(航海士/30代前半男性/新卒入社/2023年度)
実際の平均残業時間はどうなっているのでしょうか。
日本郵船の「ESG経営」によれば、2023年度の平均残業時間は18.3時間です。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、一般労働者の月平均残業時間13.8時間であり、比較するとそれよりもやや多いと言えるでしょう。
これらを総合的に判断した結果、日本郵船はホワイト企業であると言えそうです。
日本郵船に関するよくある質問
日本郵船のインターンについて
日本郵船は、海運業界のリーディングカンパニーとして、学生向けに多彩なインターンシッププログラムを提供しています。以下にその概要をまとめました。
インターンシップ参加が直接的に本選考での優遇につながることは少ないとされていますが、業務理解や企業研究に役立つため、参加する価値は高いです。
【プログラムの種類】
陸上事務編:営業や経営企画など、陸上での事務系業務を体験するプログラムです。業務理解を深めるワークショップや社員との交流が含まれます。
陸上技術編:船舶の設計やメンテナンスなど、技術系の業務に焦点を当てたプログラムです。技術職志望の学生に適しています。
海上編:実際の船上での業務や生活をシミュレーションし、海上職の魅力と課題を学ぶプログラムです。海運業界特有の経験が得られます。
日本郵船への応募は、マイページから行うことができます。
選考フローはエントリーシート(ES)のみで、面接は実施されません。ESでの質問内容は以下のとおりです。
「日本郵船キャリアスクールに参加された場合、日本郵船に何を期待しますか。『◯◯という学びを得たい』『◯◯な経験をしたい』など、ご自身の期待を具体的に記載してください。」
この質問を通じて、自分が日本郵船でどのような成長や体験を求めているのか、志望動機を明確に伝えることが重要です。
具体的かつ自分らしさを意識した回答を心がけましょう!
日本郵船の海上職について
「海上職って何だろう?」と疑問に思う方も多いかもしれません。
ここでは、海上職の概要や役割について分かりやすく説明します。
海上職とは?
海上職は、大型貨物船の安全で効率的な運航を支える「機関士」と「航海士」という2つの職種から成り立っています。
それぞれが専門性を活かし、船舶の運航に欠かせない役割を担います。
海上勤務と陸上勤務を繰り返しながら、「海技者」としてのスキルを磨き、成長していく職種です。
海上職(機関士)の職務内容
機関士は、船の「心臓部」といえるエンジンや設備を管理する技術者です。その主な業務は以下の通りです
・メインエンジン、発電機、ボイラーなどの運転・管理・点検
・故障時の修理対応
・船舶全体の機械設備の安全運用
機関士がいなければ船は動きません。
そのため、高度な技術力と責任感が求められる職種です。なお、「海技士(機関)」という国家資格が必要です。
海上職(航海士)の職務内容
航海士は、船舶運航の「司令塔」として活躍する役割を担います。その主な業務は以下の通りです
・天候や海況に基づく航海計画の立案
・航海中の当直業務と航路の安全確認
・貨物の積み下ろし作業(荷役)の監督
・乗組員の指揮・監督
航海士は、乗組員と貨物の安全を守りながら船全体を運航する責任を担っています。
こちらも、「海技士(航海)」という国家資格が必要です。
まとめ
日本郵船の海上職は、技術者としての知識を活かし、船の運航を支える重要な役割を果たします。
機関士と航海士それぞれに専門性とやりがいがあり、海上での経験が陸上勤務やさらなるキャリア形成にもつながる点が特徴です。
海運業界で国際的に活躍したい方や、スケールの大きな仕事をしたい方にとって、魅力的な職種といえるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、「日本郵船への就職はエリートなのか」「人事担当者は本当に可愛いのか」といったテーマについて詳しく解説してきました。
改めて結論を述べると、日本郵船への就職は非常に狭き門であり、同社の業界1位という圧倒的なブランド力や高い人気を考えれば、「エリート」と呼ばれるにふさわしい環境であると言えます。
また、人事担当者についての友人のエピソードは個人的な体験ではありますが、和やかで親しみやすい雰囲気が企業全体の魅力をさらに引き立てていることを感じさせます。
多くの学生から人気を誇る日本郵船へ内定するためには、適切な就職活動の対策を行うことが必須でしょう。
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運営者情報
「U-inTern」は、認可情報と届出受理番号(51ー募ー001157)を持つ株式会社TENRYUが運営しています。
会社名 | 株式会社TENRYU |
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本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C |
法人番号 | 1011001159930 |
設立日 | 2024年2月6日 |
代表者 | 福本 天 |
事業内容 | 長期インターン求人サイト「U-inTern」の運営 |
許認可 | 特定募集情報等提供事業者 届出受理番号(51ー募ー001157) |