
結論から言うと、IHIは全くやばくありません!
IHIは、1853年創業の日本の大手重工業メーカーです。
造船技術をルーツに事業を拡大し、現在では「資源・エネルギー・環境」「社会基盤」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4分野で、幅広い製品・サービスを提供しています。
就活市場においても大きな人気を博すIHIへの就職を望む学生も少なくないでしょう。
東洋経済ONLINEによると、IHIの入社が難しい有名企業ランキングは89位とされています。
この記事では、IHIへの就職はやめた方が良いのかについてご紹介するだけでなく、採用大学や就職難易度、平均年収やブラック企業かどうかについても解説します!
IHIのよくある質問についても記事の最後で言及していますので、最後までお読みください!
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IHIってどんな会社?

IHIは、1853年創業の日本の大手重工業メーカーです。
造船技術をルーツに事業を拡大し、現在では「資源・エネルギー・環境」「社会基盤」「産業システム・汎用機械」「航空・宇宙・防衛」の4分野で、幅広い製品・サービスを提供しています。
国内外で多くのプロジェクトを手がけ、橋梁やエンジン、プラント設備など、社会インフラを支える技術力に強みを持っています。近年は、脱炭素社会の実現に向けた取り組みにも注力しています。
会社名 | 株式会社IHI / IHI Corporation |
本社所在地 | 東京都江東区豊洲三丁目1-1 豊洲IHIビル |
設立日 | 1889年(明治22年)1月17日 |
資本金 | 1,071億円 |
時価総額 | 1兆3,5051,100万円(2025年3月現在) |
従業員数 | 28,237名(2024年3月末) |
平均年収 | 836万4,344円(2023年度) |
新卒採用人数 | 126人(2023年度) |
IHIはやばい?やめとけ?
IHIについて「やばい」「やめとけ」という声もありますが、結論から言うとIHIは全くやばくありません!
公式データによると、2023年度の月平均残業時間は21.9時間、自己都合離職率は1.5%と低い水準です。
ただし、部署によっては残業が多く、特に工場担当は土日出勤もあるため、ワークライフバランスを重視する人には注意が必要です。
企業文化は真面目で保守的、年功序列の傾向がある一方、近年は多様性、公平性、包摂性(DE&I)を推進し、より包括的な文化を育む取り組みも行われています。
福利厚生や平均年収など、企業情報をよく調べ、自身の価値観に合うか見極めることが大切です。
IHIの離職率・平均勤続年数について

IHIの離職率・平均勤続年数についてご紹介します。
有価証券報告書(2023年度)によるIHIの平均勤続年数は16.6年で、公式サイトによるIHIの離職率は2.8%です。
また、以下に直近10年間の平均勤続年数を記載しました。
IHIの平均勤続年数は、2023年度の16.6年を含め、直近10年間で増加傾向にあり、2014年度から2.3年伸びています。
これは、IHIが従業員の長期的なキャリア形成を支援し、働きがいのある職場環境を提供していることの表れと考えられます。
平均勤続年数が長い企業は、一般的に雇用の安定性、良好な労働条件、充実した福利厚生などが整っている傾向があり、IHIも従業員が安心して長く働ける環境が整備されつつあると評価できるでしょう。
離職率が2.8%と低い水準であることも、雇用の安定性を示しています。
年度 | 平均勤続年数 |
---|---|
2023年度 | 16.6年 |
2022年度 | 16.5年 |
2021年度 | 16.1年 |
2020年度 | 15.1年 |
2019年度 | 15.8年 |
2018年度 | 14.9年 |
2017年度 | 14.8年 |
2016年度 | 14.5年 |
2015年度 | 14.4年 |
2014年度 | 14.3年 |
IHIはブラック企業なの?

IHIはブラック企業かということについて解説します。
公式HPによると、IHIは、厚生労働省から複数の認定を受けている企業です。
女性活躍推進法に基づく「えるぼし認定」では、2017年に2段階目を取得しています。
また、次世代育成支援対策推進法に基づく「くるみん認定」も受けており、子育てサポート企業として認定されています。
さらに、経済産業省と日本健康会議が共同で選定する「健康経営優良法人(大規模法人部門)」、いわゆる「ホワイト500」に2024年まで8年連続で認定されています。
これらの認定から、IHIは女性活躍、ワークライフバランス、従業員の健康増進を推進していると言えますね。
また、IHI「新卒採用」によると、IHIは、従業員の働きやすい環境づくりのため、様々な福利厚生制度を整備しています。
従業員の経済的安定を支える制度として、従業員持株会(奨励金あり)や財形貯蓄制度、退職年金制度がありますよ。
また、住まいに関するサポートとして、独身寮や転勤者用社宅が用意されています。
さらに、OpenWorkに記載されているIHIに対する口コミとして、以下のようなものがありました。
ワークライフバランスは調整しやすいと感じる。 「まとまった休みを取って欲しい」という会社の方針があるのか、7月末〜8月第一週末まで約9日間、8月中旬に約5日間の休みがある。そのため旅行などには非常に行きやすい。 (その分の休みを捻出するために、他の月の週の真ん中にある祝日が没収されるというデメリットはある) また、コロナが落ち着いて在宅勤務制度を取りやめる会社も多い中、引き続き在宅勤務が本社では行われている。業務にもよるが、出社・在宅の組み合わせはある程度自分の裁量でどうにかできるため、 家庭の事情などによって柔軟に勤務体系を調整することが可能。こういった意味でも、仕事一辺倒にならずに家庭のことをケアしながら仕事ができるところが良い点。
(人事/男性/中途入社/2023年度)
この口コミから、夏休みが2回あるなど、IHIが従業員のワークライフバランスを非常に重視していることが明確に伝わってきますね。
長期休暇の取得を推奨する会社方針や、柔軟な在宅勤務制度は、従業員が仕事とプライベートを両立させ、充実した生活を送る上で大きな助けとなるでしょう。
祝日の扱いには注意が必要ですが、全体として、家庭の事情に合わせて働き方を調整しやすい、魅力的な環境と言えそうです。
実際の平均残業時間はどうなっているのでしょうか。
IHIの「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」によれば、2023年度の平均残業時間は21.9時間です。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、一般労働者の月平均残業時間13.8時間であり、比較すると21.9時間はそれよりもやや多いと言えるでしょう。
これらを総合的に判断した結果、IHIはホワイト企業であると言えそうです。
IHIの採用大学・出身大学について

ここからはIHIの採用大学・出身大学についてご紹介します。
大学通信オンラインによると、IHIの採用大学・出身大学は以下のようになっています。
<大学>
東京大学、東北大学、京都大学、東京工業大学、九州大学、慶應義塾大学、日本大学、埼玉工業大学、東京理科大学、明治大学、明治大学、早稲田大学、北海道大学、芝浦工業大学、関西学院大学、横浜国立大学、長岡技術科学大学、静岡大学、大阪大学、広島大学、佐賀大学、大阪公立大学、上智大学、法政大学、南山大学、同志社大学、立命館大学、関西大学
これを見る限り、IHIには学歴フィルターがないということが分かります。
一方で、大学通信オンラインによると、IHIの採用大学・出身大学ランキングは以下のようになっています。
このランキングから、ある程度は選考の中で学歴を重視していることも事実だといえるでしょう。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 東京大学 | 8人 |
2位 | 東北大学 | 6人 |
京都大学 | ||
4位 | 東京工業大学 | 5人 |
九州大学 | ||
慶應義塾大学 | ||
日本大学 | ||
8位 | 埼玉工業大学 | 4人 |
東京理科大学 | ||
明治大学 | ||
早稲田大学 |
IHIの採用人数について
IHI「ダイバーシティ、エクイティ&インクルージョン」によると、IHIの新卒採用人数は126名(2023年度)となっています。
以下に、直近3年間の男女それぞれの採用人数を記載しました。
IHIの新卒採用人数は、2021年度から2023年度にかけて増加傾向にあり、2023年度は126名と大幅増となりました。
男女比を見ると、男性が多い傾向は継続していますが、2023年度は女性の採用数が25名と、前年度の14名から増加に転じています。これらの人数の推移から、IHIが積極的に新卒採用を行っていること、また、ダイバーシティ推進の観点から、女性の採用比率を増やそうとする意識がうかがえます。
年度 | 男性の新卒採用者数 | 女性の新卒採用者数 | 合計 |
---|---|---|---|
2023年度 | 101人 | 25人 | 126人 |
2022年度 | 84人 | 14人 | 98人 |
2021年度 | 87人 | 22人 | 109人 |
就職活動において近年高く評価されているのが、実際の企業で学生のうちから働く経験を積める『長期インターン』です。実際に、東大・早慶など関東の上位層とされる大学生のうち長期インターンを経験する方が増加しています。
一方で、大学生全体の長期インターン参加率は3%と言われているため、希少性という面でも就職活動において大きなアドバンテージとなります。
就職活動前に長期インターンを始めることで、選考中のガクチカやアピールポイントとして使うことができるため、就活に不安を感じる方は参加することを強くオススメします!
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IHIの入社・就職難易度について

IHIの入社・就職難易度についてご紹介します。
冒頭でも紹介したように、東洋経済ONLINEの「入社が難しい有名企業ランキング200社」で、IHIは89位・入社難易度は59.9とされています。
1位であるマッキンゼー・アンド・カンパニの入社難易度が68.9であることを考えると、最難関と言えるほどの水準ではありませんが、十分に難関企業と呼べるような数字ですね。
IHIの年収は低い?

年収についてですが有価証券報告書(2023年度)によると、IHIの平均年収は836万4,344円と記載されています。
また、以下に直近10年間の平均年収を記載しました。
過去10年間で、710万円を下回ることはなく非常に高い水準で推移していると言えます。
IHIの平均年収は、2023年度に836万円と過去10年間で最高額となり、2022年度から40万円以上増加しました。
2016年度に一時減少したものの、その後は概ね増加傾向で、10年間で100万円以上増加しています。
過去10年間、710万円を下回ることなく高水準を維持しており、IHIの給与水準は高いと言えます。
特に2023年度の大幅な年収増は、業績向上や従業員への利益還元の結果と考えられます。
年度 | 平均年収 |
---|---|
2023年度 | 836万4,344円 |
2022年度 | 792万9,311円 |
2021年度 | 736万4,797円 |
2020年度 | 765万8,177円 |
2019年度 | 799万617円 |
2018年度 | 762万7,119円 |
2017年度 | 743万2,172円 |
2016年度 | 717万5,106円 |
2015年度 | 749万2,112円 |
2014年度 | 731万5,322円 |
IHIにおける初任給
公式サイトによると、IHIにおける新卒1年目の基本給は、修士了で29万4,500円、大学卒で27万円と記載されています。
これに賞与が年2回支給されるため、給与の6ヶ月分とすればIHIにおける新卒1年目の年収は合計で486~530万円でしょう。
職種 | 基本給 |
---|---|
全職種 | 修士了:29万4,500円/月 大学卒:27万円/月 |
IHIにおける年齢別の年収|年収1000万円に到達するのはいつ?
ここから、各年齢や階級別の年収についてそれぞれ詳しく解説していきます。
(実力による昇進が多く存在するため、あくまでも平均的な年収の目安としてご覧ください。)
OpenWorkのデータを元に、新卒でIHIへ入社し、平均的なキャリアを送った場合の年齢別の年収をまとめました。(残業代・賞与も含む)
IHIの年齢別年収は、OpenWorkのデータによると、年齢とともに上昇する傾向があり、年功序列の要素と実力主義が組み合わさった給与体系と考えられます。
IHIは夏休みが2回あるなど福利厚生が充実しており、住宅関連や財産形成支援など、経済的サポートが手厚いため、実質的な可処分所得は年収以上に高くなるでしょう。
年齢 | 年収 |
---|---|
25歳 | 320~510万円 |
30歳 | 450~700万円 |
35歳 | 560~880万円 |
40歳 | 650~1,020万円 |
45歳 | 700~1,100万円 |
50歳 | 750~1,180万円 |
IHIの課長代理の年収は?
IHIの課長代理の年収は、公式には公開されていません。
しかし、OpenWorkなどの社員による口コミサイトや転職関連サイトの情報を総合的に判断すると、IHIの課長代理の年収は800万円~1100万円程度と推測されます。
ただし、これらの情報はあくまで投稿者個人の経験に基づくものであり、役職、経験年数、部署、個人の能力や実績によって大きく異なる可能性があることに留意が必要です。
IHIの有価証券報告書によると、従業員の平均年間給与は836万4,344円(2023年度)です。
この数字を参考にすると、課長代理は管理職手前のポジションであることから、平均よりも高い給与水準であると予想できますね。
IHIに関してよくある質問
IHIの新卒勤務地は?
IHIの新卒勤務地は、配属部門や職種によって異なりますが、公式サイトによると国内の主要な事業所・支社の所在地は以下の通りです。
- 本社:東京都
- 事業所:東京都、神奈川県、福島県、愛知県、兵庫県、広島県、香川県
- 支社・オフィス:北海道、新潟県、秋田県、宮城県、富山県、福島県、静岡県、愛知県、大阪府、香川県、広島県、山口県、福岡県、沖縄県
- 工場:福島県、東京都、神奈川県、埼玉県、兵庫県、広島県
上記に加え、海外拠点も多数存在するため、グローバルに活躍するチャンスもあります。
具体的な勤務地は、内定後の配属面談で決定 されます。
特に 理系で工場勤務となる場合、地方への配属となる可能性が高いです。
IHIは事業が多岐にわたるため、勤務地によって業務内容や生活環境が大きく異なります。
企業研究で各拠点の情報を収集し、自身のキャリアプランに合った勤務地を検討しましょう。
IHIの社風は?
IHIの社風は、複数の情報源からまとめると、「真面目で誠実」「穏やかで落ち着いた雰囲気」という特徴が挙げられます。
長い歴史を持つ重工業メーカーとして、技術力や品質への責任感が強く、コンプライアンス意識も高いです。
社員同士の人間関係は良好で、協力し合う風土がある一方、競争意識は控えめです。
また、年功序列や保守的な傾向も残っていますが、近年はダイバーシティ&インクルージョンを推進するなど、企業文化の変革にも取り組んでいます。
IHIの出世コースは?
IHIの出世コースは、公式には明示されていませんが、社員の口コミや転職関連サイトの情報によると、段階的な昇進制度が設けられているようです。
新卒入社時はG3(一般職)からスタートし、給与は400~500万円程度とされています。
その後、経験や実績に応じてG2、G1(一般職)へと昇格し、給与も上昇します。
30歳前後でG0(課長代理)に昇進するケースが多く、年収は800万円程度と推定されます。
さらに、35歳前後で課長に昇進すると、年収は1000万円程度に達するのが一般的です。
部長クラスになると、年収は1300万円程度とされています。
課長以上の昇進には社内試験の合格が必要で、特に課長昇進試験は重要視され、その後のキャリアに大きく影響すると言われています。
IHIでは、年功序列の風潮が残る一方、能力重視の評価制度への移行も進んでおり、昇進・昇給に差が出始めています。
これらの情報を総合すると、IHIでの出世は、職位ごとの昇進試験や評価制度を通じて、着実にキャリアアップを目指せる仕組みとなっていると言えるでしょう。
IHIの福利厚生は?
IHIの福利厚生は、従業員の働きやすさや生活の質向上を目的として、多岐にわたる制度が整備されています。
公式HPに記載されている、主な制度は以下の通りです。
- 住宅関連:
- 独身寮
- 転勤者用社宅
- 新婚社宅
- 財産形成:
- 従業員持株会(10%の奨励金支給あり)
- 財形貯蓄制度
- 退職年金制度
- その他:
- 在宅勤務
- 保養所・運動施設
筆者の先輩はIHIに就職予定なのですが、なんと 家賃1万5千円 で住めるそうです!
さらに、引越し費用も会社負担。これだけ手厚い福利厚生があると、かなり助かりますね!
IHIは、従業員の経済的な安定を支援する制度が充実しているだけでなく、仕事と生活の調和(ワークライフバランス)を重視し、多様な働き方をサポートする制度も整えています。
こうした福利厚生のおかげで、従業員は安心して長く働ける環境が整っていると言えるでしょう。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、IHIはやばいのかや就職はやめた方が良いのか、採用大学や就職難易度、平均年収やブラック企業かどうかなどについて詳しく解説しました。
改めて結論ですが、IHIは全くやばくありませんし、就職しても大丈夫です!
東洋経済ONLINEによるとIHIの入社難易度は59,9、学歴フィルターはありません。
多くの学生から人気を誇るIHIへ内定するためには、適切な就職活動の対策を行うことが必須でしょう。
長期インターンでの経験は即戦力であることやその行動力を評価されることで、就職活動において有利に働くとして近年注目されています。
充実した学生生活と将来のキャリア形成のために、長期インターンという選択肢を真剣に考えてみてください。
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運営者情報
「U-inTern」は、認可情報と届出受理番号(51ー募ー001157)を持つ株式会社TENRYUが運営しています。
会社名 | 株式会社TENRYU |
URL | https://u-intern.com/kaisyagaiyou |
本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C |
法人番号 | 1011001159930 |
設立日 | 2024年2月6日 |
代表者 | 福本 天 |
事業内容 | 長期インターン求人サイト「U-inTern」の運営 |
許認可 | 特定募集情報等提供事業者 届出受理番号(51ー募ー001157) |