日本IBMは、アメリカに本社を置くIBMの日本法人で、情報技術やコンサルティングサービスを提供しています。日本国内でのIT業界をリードする存在であり、金融、製造、ヘルスケアなど様々な業界に顧客を抱えています。
就活市場においても大きな人気を博す日本IBMへの就職を望む学生も少なくないでしょう。
口コミサイトによるIBM社員1255名への調査で、日本IBMの平均年収は916万円と記載されています。
この記事では、日本IBMの年収について年代別でご紹介するだけでなく、就職難易度や離職率、採用・出身大学について解説します!
日本IBMがブラック企業なのかということについても記事の最後で言及していますので、最後までお読みください!
長期インターンを探すなら、U-inTern(ユーインターン)がおすすめ!長期インターン経験豊富な現役学生アドバイザーが、同じ学生目線で企業の探し方や面接対策までサポートします。
\ ハイキャリアへ導く長期インターン求人サイト /
日本IBMの年収は?
記事の冒頭でもご紹介したように、社員1255名への調査による日本IBMの平均年収は916万円です。
IBMの日本法人であることから、日本IBM単体での平均年収は公式には公表されていません。
ただ、他の口コミサイトを確認しても900~950万円と記載されているため、1000万円弱がボリューム層であることは間違いないでしょう。
日本IBMの年代・役職別の年収
ここからは、日本IBMの年代・役職別の年収をご紹介します。
日本IBMでは、全世界共通の階級性が設けられその階級によって基本給が変動します。
下から順に「トレイニー」「BAND6」「BAND7」「BAND8」「BAND9」「BAND10」という6つです。
BANDはビジネスの範囲や職責によって決定されていて、東アジアのある国の法人の社長がBAND10 である一方、日本法人の部長もBAND10に該当します。
日本IBMにおける階級と年収のイメージは下記の表をご覧ください。
階級 | 想定年収 | 年次・年齢 |
---|---|---|
トレイニー(新入社員) | 490万円~ | 1年目 |
BAND6 | 660万円~ | 2年目~ |
BAND7(係長クラス) | 750~900万円 | 5年目~ |
BAND8(課長クラス) | 900~1200万円 | 7年目~ |
BAND9 | 1200~2000万円 | 10年目~ |
BAND10 | 1800万円~ | 評価に応じて |
ここからは各年代や階級別の年収についてそれぞれ詳しく解説していきます。
(実力による昇進が多く存在するため、あくまでも平均的な年収の目安としてご覧ください。)
日本IBMの年収|新卒1年目
日本IBMにおける新卒1年目の年収は、多くの職種で490万2000円~となっています。
ただ、データサイエンティストや研究員と呼ばれる職種であれば、新卒1年目から600~800万円という年収が提示されます。
これは賞与基準額を含んだ金額で、実際の支給額は、会社業績および個人業績、賞与算定基礎期間における在籍状況、出勤率などにより変動するそうです。
職種 | 基本給 |
---|---|
戦略コンサルタント | 4,902,000円 (本給 : 286,000円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,470,000円) |
デジタルビジネスコンサルタント | 4,902,000円 (本給 : 286,000円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,470,000円) |
エンジニア(ITスペシャリスト) | 4,902,000円 (本給 : 286,000円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,470,000円) |
ソリューションエンジニア | 4,902,000円 (本給 : 286,000円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,470,000円) |
営業 | 4,902,000円 (本給 : 286,000円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,470,000円) |
データサイエンティスト | 6,007,200円 (本給 : 349,420円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,814,160円) |
研究員 | 博士卒 8,140,000円~ (本給 : 432,300円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:2,244,400円+ 手当:59,000円~×12ヶ月) 修士卒 6,499,200円~ (本給 : 349,420円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,814,160円+ 手当:41,000円~×12ヶ月) |
デザイナー | 4,902,000円 (本給 : 286,000円 × 12ヶ月 + 賞与基準額:1,470,000円) |
日本IBMの年収|20代前半から20代半ばまで
日本IBMにおける20代前半から20代半ばまでの年収は、階級で言えば「BAND6」にあたるため660万円~です。
日本IBMでは2年目から「BAND6」という階級に上がることができます。
ただ、ソリューションエンジニアのみ入社3ヶ月で受講できるGlobal Sales研修を完了したと認められれば直ぐにBAND6へ昇格することができるようです。
日本IBMの年収|20代半ばから20代後半まで
日本IBMにおける20代半ばから20代後半までの年収は、階級で言えば「BAND7」にあたるため750~900万円です。
日本IBMでは早ければ入社5年目には「BAND7」への昇格が可能です。
BAND7から一般職ではなく専門職となり、一般的な係長クラスの権限を持つことができます。時には小グループのリーダーなども務めるそうです。
日本IBMの年収|30代前半から30代半ばまで
日本IBMにおける30代前半から30代半ばまでの年収は、階級で言えば「BAND8」にあたるため900~1200万円です。
日本 IBMは外資系企業であるものの、生え抜きを尊重する文化です。
一方、それは長期勤続を前提にしてステップを踏んでいく年功序列型ではありません。
年齢や経験年数にかかわらず成果に応じて昇進し、飛び級的な昇進もあるため30代の段階で同期での大きな差がついている場合もあるでしょう。
日本IBMの年収|30代後半や40歳以降
日本IBMにおける30代後半や40歳以降の年収は、階級で言えば「BAND9」もしくは「BAND10」にあたるため1200~2000万円です。
30代後半以降は、経営幹部候補や技術幹部候補と呼ばれるようになった社員とそうでない社員との差が明確に分かれます。
いわゆる出世街道に乗っている社員であれば、30代の時点で年収2000万円近く稼ぐことができるそうです。
日本IBMの離職率・平均勤続年数について
ここからは日本IBMの離職率・平均勤続年数についてご紹介します。
独立行政法人 労働政策研究・研修機構による日本IBMの平均勤続年数は男性が17.3年、女性が13.3年です。
そこから計算すると日本IBMの離職率は約2~3%であると言えるでしょう。
女性の方が平均勤続年数が低いのは、ここ10年で女性の新卒採用を強化してきたことが理由であり、若年層女性の定着率は年々上がっているそう。
日本IBMの入社・就職難易度について
次に、日本IBMの入社・就職難易度についてご紹介します。
東洋経済ONLINEの「入社が難しいトップ企業ランキング」で、日本IBMは66位・入社難易度は60.7とされています。
1位であるマッキンゼー・アンド・カンパニの入社難易度が68.9であることを考えると、最難関と言えるほどの水準ではありませんが、十分に難関企業と呼べるような数字ですね。
日本IBMの入社難易度が高い理由として、世界的な大手IT企業であることや、安定した経営基盤やキャリアアップのチャンスで多くの優秀な人材が集まるということが挙げられます。
日本IBMの採用人数・応募人数について
マイナビによると、日本IBMの新卒採用人数は2023年度で332名となっています。
以下に、直近3年間の男女それぞれの採用人数を記載しました。
基本的に男女が1:1で採用されていることがわかりますね。キーエンスが男女比10:1ほどであることを鑑みると、女性にとって非常に応募しやすい企業であると伺えます。(参考)キーエンスの採用人数
年度 | 男性の新卒採用者数 | 女性の新卒採用者数 | 合計 |
---|---|---|---|
2023年度 | 170人 | 162人 | 332人 |
2022年度 | 134人 | 128人 | 262人 |
2021年度 | 85人 | 95人 | 180人 |
また、リクナビのプレエントリー登録人数7026名から計算すると、日本IBMの新卒採用倍率は20~25倍と想定されます。
非常に高い倍率ではありますが、適切な選考対策を行うことで他の志願者を出し抜き内定を勝ち取りましょう!
就職活動において近年高く評価されているのが、実際の企業で学生のうちから働く経験を積める『長期インターン』です。実際に、東大・早慶など関東の上位層とされる大学生のうち長期インターンを経験する方が増加しています。
一方で、大学生全体の長期インターン参加率は3%と言われているため、希少性という面でも就職活動において大きなアドバンテージとなります。
就職活動前に長期インターンを始めることで、選考中のガクチカやアピールポイントとして使うことができるため、就活に不安を感じる方は参加することを強くオススメします!
\ ハイキャリアへ導く長期インターン求人サイト /
ハイキャリアを目指す学生に向けた求人が充実!
長期インターン求人サイトU-inTern(ユーインターン)
U-inTern(ユーインターン)はハイキャリアを目指す学生に向けた、長期インターンの求人サイトです。学生が学業以外で熱中できる場を提供するため、成長環境として魅力的な企業様の求人を多数掲載しています!
さらに、長期インターン無料相談サポートも実施中!
無料相談に参加した学生の長期インターン内定率は100%ですので、是非ご活用ください!
日本IBMの採用・出身大学について
ここからは日本IBMの採用・出身大学についてご紹介します。
リクナビによると、日本IBMの採用・出身大学は以下のようになっています。
青山学院大学、青山学院大学大学院、大阪大学、大阪大学大学院、関西学院大学、関西学院大学大学院、九州大学、九州大学大学院、京都大学、京都大学大学院、慶應義塾大学、慶應義塾大学大学院、神戸大学、神戸大学大学院、上智大学、上智大学大学院、創価大学、創価大学大学院、中央大学、中央大学大学院、筑波大学、筑波大学大学院、東京工業大学、東京工業大学大学院、東京大学、東京大学大学院、東京理科大学、東京理科大学大学院、東北大学、東北大学大学院、同志社大学、同志社大学大学院、名古屋大学、名古屋大学大学院、日本大学、日本大学大学院、法政大学、法政大学大学院、北海道大学、北海道大学大学院、明治大学、明治大学大学院、横浜国立大学、横浜国立大学大学院、立教大学、立命館大学、立命館大学大学院、早稲田大学、早稲田大学大学院
東洋大学、芝浦工業大学、千葉大学、関西大学、津田塾大学、北海道武蔵女子短期大学、一橋大学、東京農工大学、横浜市立大学、北星学園大学、日本工学院北海道専門学校、国際基督教大学、安田女子大学、東京学芸大学、順天堂大学、学習院大学、専修大学
東京外国語大学、大阪工業大学、東京女子大学、名古屋工業大学、産業能率大学、中京大学、成蹊大学、電気通信大学ほか
これを見る限り、日本IBMには学歴フィルターがないということが分かります。
一方で、大学通信ONLINEによると、日本IBMの採用・出身大学ランキングは以下のようになっています。
このランキングから、ある程度は選考の中で学歴を重視していることも事実だといえるでしょう。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 59人 |
2位 | 慶應義塾大学 | 55人 |
3位 | 東京大学 | 34人 |
4位 | 上智大学 | 24人 |
4位 | 明治大学 | 24人 |
6位 | 東京理科大学 | 17人 |
7位 | 同志社大学 | 14人 |
8位 | 横浜国立大学 | 12人 |
8位 | 立教大学 | 12人 |
10位 | 九州大学 | 11人 |
10位 | 創価大学 | 11人 |
日本IBMはブラック企業なの?
最後に、日本IBMはブラック企業かということについて解説します。
日本IBMは、経済産業省と日本健康会議が共同で認定する「健康経営優良法人」に認定されています。
また、日本IBM 採用サイトに「各種社会保険、確定拠出年金、ボランティア休暇、育児休業(最長2才まで)、介護休業 他」と充実の福利厚生が記載されていました。
実際の平均残業時間はどうなっているのでしょうか。
openworkが社員3758名に実施した調査によれば、平均残業時間は34.3時間/月とのことでした。
また、IBMでは週休3日や週3日勤務が可能な「短時間勤務制度」を2013年から導入しています。
この制度を見ても非常に働きやすい環境が整備されているとわかりますね。
これらを総合的に判断した結果、日本IBMはホワイト企業であると言えそうです。
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、日本IBMの年収・入社難易度・離職率、採用・出身大学などについて詳しく解説しました。
改めて結論ですが、口コミサイトが実施したIBM社員1255名への調査によると日本IBMの平均年収は916万円。また、独立行政法人 労働政策研究・研修機構によると日本IBMの平均勤続年数は男性が17.3年、女性が13.3年です。
多くの学生から人気を誇る日本IBMへ内定するためには、適切な就職活動の対策を行うことが必須でしょう。
長期インターンでの経験は即戦力であることやその行動力を評価されることで、就職活動において有利に働くとして近年注目されています。
充実した学生生活と将来のキャリア形成のために、長期インターンという選択肢を真剣に考えてみてください。
U-inTernでは、事前審査をクリアした信頼できる長期インターン求人だけを扱っています。ぜひ利用してみてください!
自分に合ったインターンを選んで、充実した学生生活を送りましょう!
\ ハイキャリアへ導く長期インターン求人サイト /
ハイキャリアを目指す学生に向けた求人が充実!
長期インターン求人サイトU-inTern(ユーインターン)
U-inTern(ユーインターン)はハイキャリアを目指す学生に向けた、長期インターンの求人サイトです。学生が学業以外で熱中できる場を提供するため、成長環境として魅力的な企業様の求人を多数掲載しています!
さらに、長期インターン無料相談サポートも実施中!
無料相談に参加した学生の長期インターン内定率は100%ですので、是非ご活用ください!
運営者情報
「U-inTern」は、認可情報と届出受理番号(51ー募ー001157)を持つ株式会社TENRYUが運営しています。
会社名 | 株式会社TENRYU |
URL | https://u-intern.com/kaisyagaiyou |
本社所在地 | 〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1丁目10番8号渋谷道玄坂東急ビル2F−C |
法人番号 | 1011001159930 |
設立日 | 2024年2月6日 |
代表者 | 福本 天 |
事業内容 | 長期インターン求人サイト「U-inTern」の運営 |
許認可 | 特定募集情報等提供事業者 届出受理番号(51ー募ー001157) |