大日本印刷は、日本の大手印刷会社であり印刷技術を基盤として、近年ではデジタルソリューションや電子機器向け部品の開発にも力を入れています。
就活市場においても大きな人気を博す大日本印刷への就職を望む学生も少なくないでしょう。
2024年3月の有価証券報告書によると、大日本印刷の平均年収は804万3096円と記載されています。
この記事では、大日本印刷の年収について年代別でご紹介するだけでなく、就職難易度や離職率、採用・出身大学について解説します!
大日本印刷がブラック企業なのかということについても記事の最後で言及していますので、最後までお読みください!
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大日本印刷の年収は?
記事の冒頭でもご紹介したように、有価証券報告書(2024年3月)による大日本印刷の平均年収は804万3096円です。
また、以下に直近10年間の平均年収と平均年齢を記載しました。
過去10年間で、ほぼ700万円を下回ることはなく非常に高い水準で推移していると言えます。また、常に年収が右肩上がりで推移していることも就活生にとって嬉しいポイントです。
年度 | 平均年収 | 平均年齢 |
---|---|---|
2023年度 | 804万3096円 | 44.2歳 |
2022年度 | 796万9603円 | 43.8歳 |
2021年度 | 767万6582円 | 43.2歳 |
2020年度 | 766万3346円 | 42.8歳 |
2019年度 | 744万3804円 | 42.6歳 |
2018年度 | 726万0588円 | 42.2歳 |
2017年度 | 712万4826円 | 41.6歳 |
2016年度 | 706万9996円 | 41.0歳 |
2015年度 | 705万8538円 | 40.4歳 |
2014年度 | 696万7079円 | 40.1歳 |
大日本印刷の年代・役職別の年収
ここからは、大日本印刷の年代・役職別の年収をご紹介します。
大日本印刷では、独自の階級性が設けられその階級によって基本給が変動します。
下から順に「役職なし」「上級職」「課長」「部長」「本部長」という5つです。
大日本印刷における階級と年収のイメージは下記の表をご覧ください。
階級 | 想定年収 | 年次・年齢 |
---|---|---|
役職なし | 450~600万円 | 1~10年目 |
上級職 | 700~850万円 | 10~15年目 |
課長 | 900~1100万円 | 15年目~ |
部長 | 1200万円~ | 個人差あり |
本部長 | 1500万円~ | 個人差あり |
各年代や階級別の年収についてそれぞれ詳しく解説していきます。
(実力による昇進が多く存在するため、あくまでも平均的な年収の目安としてご覧ください。)
大日本印刷の年収|新卒1年目
大日本印刷における新卒1年目の年収は、公式サイトによると大卒・高専(専攻科)卒で23万5000円、修士了で25万5000円、高専(本科)卒で20万9000円(大都市圏の場合)と記載されています。
これに賞与が年2回支給されるため、大日本印刷における新卒1年目の年収は合計で400~450万円でしょう。
配属先 | 基本給 |
---|---|
大都市圏の場合 | 大卒・高専(専攻科)卒:23万5000円/月 修士了:25万5000円/月 高専(本科)卒:20万9000円/月 |
大都市圏以外 | 大卒・高専(専攻科)卒:23万0000円/月 修士了:25万0000円/月 高専(本科)卒:20万0000円/月 |
大日本印刷の年収|20代前半から30代前半まで
大日本印刷における20代前半から30代前半までの年収は、階級で言えば「役職なし」にあたるため450~600万円です。
昇給は年に1回あり、評価が高いと1万円ほど上昇しますが、高くない場合は数千円に留まります。
大日本では日本企業らしい年功序列的な昇給がなされるため、10年目まではほとんどの人がこちらの年収帯に収まります。
大日本印刷の年収|30代前半から30代後半まで
大日本印刷における30歳前後の場合の年収は、階級で言えば「上級職」にあたるため700~850万円です。
大日本印刷では、ほぼ全ての人がこの「上級職」まで昇進することができます。
大半の人が30代で年収700万に到達することが大日本印刷の特徴でしょう。
大日本印刷の年収|40歳以降
大日本印刷における40歳以降の年収は、階級で言えば「課長」「部長」もしくは「本部長」にあたるため900~1500万円です。
先述のように「上級職」以上は年功序列よりも実力に重きを置いた評価がなされます。
「部長」以上になるためには、同期の中でも早い段階で「課長」へ昇進していないとチャンスが少ないそうです。
実力が認められていわゆる出世街道に進んでいる方は、ここで年収1000万円の壁を超えてくる人もいるでしょう。
大日本印刷の離職率・平均勤続年数について
ここからは大日本印刷の離職率・平均勤続年数についてご紹介します。
有価証券報告書(2024年3月)による大日本印刷の平均勤続年数は20.3年で、DNPの人的資本に関する主要データによる大日本印刷の離職率は自己都合で1.3%、定年退職で0.12%です。
また、以下に直近10年間の平均勤続年数を記載しました。
2024年度は少し落ちていますが、過去10年間の傾向として平均勤続年数がある程度伸び続けていると言えます。平均年収の上昇傾向とも関連性があるでしょう。
年度 | 平均勤続年数 |
---|---|
2023年度 | 20.3年 |
2022年度 | 20.1年 |
2021年度 | 19.4年 |
2020年度 | 19.1年 |
2019年度 | 19.0年 |
2018年度 | 18.6年 |
2017年度 | 18.0年 |
2016年度 | 17.6年 |
2015年度 | 17.0年 |
2014年度 | 16.3年 |
大日本印刷の入社・就職難易度について
次に、大日本印刷の入社・就職難易度についてご紹介します。
東洋経済ONLINEの「入社が難しいトップ企業ランキング」で、大日本印刷は151位・入社難易度は58.7とされています。
1位であるマッキンゼー・アンド・カンパニの入社難易度が68.9であることを考えると、最難関と言えるほどの水準ではありませんが、十分に難関企業と呼べるような数字ですね。
大日本印刷の入社難易度が高い理由として、大手有名企業であることや、高度な専門知識やスキルが求められるということが挙げられます。
大日本印刷の採用人数・応募人数について
「大日本印刷 採用情報」によると、大日本印刷の新卒採用人数は2024年で事務系総合職が75名、技術系総合職が120名となっています。
以下に、直近5年間の男女それぞれの採用人数を記載しました。
年度 | 事務系総合職 | 技術系総合職 | 合計 |
---|---|---|---|
2024年度(予定) | 75人 | 120人 | 195人 |
2023年度 | 70人 | 110人 | 180人 |
2022年度 | 75人 | 90人 | 165人 |
2021年度 | 80人 | 100人 | 180人 |
2020年度 | 90人 | 90人 | 180人 |
リクナビのプレエントリー数から計算すると、大日本印刷の新卒採用倍率は45~50倍と想定されます。
非常に高い倍率ではありますが、適切な選考対策を行うことで他の志願者を出し抜き内定を勝ち取りましょう!
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大日本印刷の採用・出身大学について
ここからは大日本印刷の採用・出身大学についてご紹介します。
マイナビ2025によると、大日本印刷の採用・出身大学は以下のようになっています。
<大学院>
大阪大学、九州大学、九州工業大学、京都大学、慶應義塾大学、上智大学、千葉大学、電気通信大学、東京大学、東京工業大学、東京理科大学、東北大学、名古屋工業大学、信州大学、武蔵野美術大学、豊橋技術科学大学、日本女子大学、日本大学、奈良先端科学技術大学院大学、長岡技術科学大学、中央大学、筑波大学、成蹊大学、新潟大学、北九州市立大学、山口大学、山形大学、北陸先端科学技術大学院大学、法政大学、名古屋大学、明治大学、和歌山大学、立命館大学、立教大学、青山学院大学、芝浦工業大学、滋賀県立大学、静岡大学、佐賀大学、埼玉大学、広島大学、群馬大学、熊本大学、近畿大学、京都工芸繊維大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、宇都宮大学、岩手大学、茨城大学、鳥取大学、東京芸術大学、東京農工大学、東京都立大学、東京都市大学、東京電機大学、東京医科歯科大学、東海大学、神戸大学、工学院大学、公立はこだて未来大学、大阪府立大学、大阪市立大学、岡山大学、お茶の水女子大学、一橋大学、北海道大学、横浜国立大学、早稲田大学
<大学>
愛知大学、青山学院大学、大分大学、大阪大学、大阪市立大学、お茶の水女子大学、金沢工業大学、関西大学、関西学院大学、学習院大学、京都外国語大学、京都産業大学、近畿大学、慶應義塾大学、神戸大学、国際基督教大学、埼玉大学、産業能率大学、滋賀大学、昭和女子大学、上智大学、成蹊大学、成城大学、専修大学、創価大学、千葉大学、中央大学、中京大学、筑波大学、東海大学、東京大学、東京外国語大学、東京芸術大学、東京女子大学、工学院大学、群馬大学、九州工業大学、九州大学、京都市立芸術大学、岡山理科大学、岡山県立大学、東京都立大学、東北大学、東洋大学、同志社大学、長崎大学、名古屋大学、奈良女子大学、南山大学、日本大学、日本女子大学、一橋大学、広島修道大学、法政大学、北星学園大学、武蔵大学、武蔵野美術大学、明治大学、名城大学、横浜国立大学、立教大学、立命館大学、龍谷大学、和歌山大学、早稲田大学、広島工業大学、山形大学、山口大学、芝浦工業大学、多摩美術大学、津田塾大学、東京学芸大学、東京電機大学、東京理科大学、東京農工大学、兵庫県立大学
<短大・高専・専門学校>
津山工業高等専門学校
これを見る限り、大日本印刷には学歴フィルターがないということが分かります。
一方で、大学通信ONLINEによると、大日本印刷の採用・出身大学ランキングは以下のようになっています。
このランキングから、ある程度は選考の中で学歴を重視していることも事実だといえるでしょう。
順位 | 大学名 | 就職者数 |
---|---|---|
1位 | 早稲田大学 | 13人 |
2位 | 明治大学 | 10人 |
3位 | 東京工業大学 | 9人 |
4位 | 中央大学 | 7人 |
5位 | 慶應義塾大学 | 6人 |
5位 | 関西学院大学 | 6人 |
7位 | 大阪大学 | 5人 |
7位 | 青山学院大学 | 5人 |
7位 | 学習院大学 | 5人 |
7位 | 上智大学 | 5人 |
7位 | 立教大学 | 5人 |
大日本印刷はブラック企業なの?
最後に、大日本印刷はブラック企業かということについて解説します。
大日本印刷は、経済産業省と株式会社東京証券取引所が共同で実施した「健康経営銘柄」に認定されています。
また、経済産業省と日本健康会議が共同で認定する「健康経営優良法人」にも4年連続で認定されたそうです。
実際の平均残業時間はどうなっているのでしょうか。
大日本印刷の「労働安全衛生」によれば、過去2年間の平均残業時間は以下のようになっています。
年度 | 平均残業時間 |
---|---|
2023年度 | 13.9時間/年 |
2022年度 | 13.4時間/年 |
年間で13.9時間となっているため、月あたりの平均残業時間は1~2時間/月ほどでしょうか。
厚生労働省の「毎月勤労統計調査 令和4年分結果確報」によると、一般労働者の月平均残業時間13.8時間であり、比較すると非常に低い水準です。
これらを総合的に判断した結果、大日本印刷はホワイト企業であると言えそうです。
(参考記事)ブラック企業の見分け方!やばい会社の求人票や面接あるある特徴5選
おわりに
いかがでしたでしょうか。
この記事では、大日本印刷の年収・入社難易度・離職率、採用・出身大学などについて詳しく解説しました。
改めて結論ですが、有価証券報告書(2024年3月)によると大日本印刷の平均年収は804万3096円、平均勤続年数は20.3年です。
多くの学生から人気を誇る大日本印刷へ内定するためには、適切な就職活動の対策を行うことが必須でしょう。
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